■野田首相「正心誠意」の1ヶ月の成果?

2011-10−06(木)
■野田首相「正心誠意」の1ヶ月の成果?
◆2011.10.6 11:12の産経ネット上に
◆ドイツでは一流紙でも、野田首相の名前を佳彦ならぬYOSHIKO=佳子
◆駅前演説を国会内に持ち込んだような演説でいいのか
◆これに対して立命館大学の加地伸行教授は
◆野田内閣発足から1ヶ月が経ちましたが・・・
◆民主党の党内融和を優先するために、国益への配慮欠如。
◆八ッ場ダム建設中止騒動と全く同じ悲劇(喜劇?)
◆そういえば福島原発の対象の不手際も民主党政権下で発生
◆日本の有識者(学識経験者)は常にピントが定まらず・・・
■ところで以下のような深刻な状況が福島の子供たちに発生しています。!
◆そこでわが新著 
◆まず、第一印象が「読みやすい!」です。と読者
◆現状を正しく認識してこそ、将来を切り開くことができる

◆2011.10.6 11:12の産経ネット上に
「野田外相?! 米高官の言い間違えで混乱 首相の存在感薄い?」[野田首相]
という見出しで
「日本訪問を控えたキャンベル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)が5日、
首都ワシントン郊外の空港で日本人記者団に、野田佳彦首相の年内訪米を招請する考えを
示したが、この際に野田氏の肩書を『外相』と述べた。このため招請相手は首相ではなく
、玄葉光一郎外相ではないかとの見方が出ている。」なる記事がでていた。
◆ドイツでは一流紙でも、野田首相の名前を佳彦ならぬYOSHIKO=佳子?と書いて
報じている。そういえば、「スペインでもそう」、とこれはスペインの知人が教えてくれた。
内閣が1年ごとにころころ代わるようでは、こうした間違いが起こって当然である。、
そもそも世界における日本政治の存在がここ数年とくに希薄になっているのだからどうにもならない。
野田首相にしてもそう。いま少し長い目でみるべきかもしれないと思うものの
、一方で日本ではおよそ首相になるべき人物が首相の座についていない。
国家の理念も信念もなく、まるで夢遊病者化、というか世間に迎合して操り人形のように
ふらついている。だから、国民から嘲笑されてしまうのだろう。元はといえば、そんな政治家を
選んだのは日本国民自身なのですが・・・・
そこで、さっそく村中 新氏より
<<野田首相「正心誠意」の1ヶ月の成果
9月13日野田佳彦首相の所信表明演説は謙遜の意味からか自らをドジョウと称し、
深々としたお辞儀を繰り返し、
◆駅前演説を国会内に持ち込んだような演説をメディアは好感をもって報じていましたが、
私には一国のリーダーとして国家の威信をおとし
めた感じのする演説であり、冒頭に引用された「正心誠意」の言葉だけが印象に残り
ました。
 演説の内容は、「政治に求められるのは、いつの世も、「正心誠意」の四文字があ
るのみです。
意を誠にして、心を正す。私は、国民の皆様の声に耳を傾けながら、自らの心を正し、
政治家としての良心に忠実に、大震災がもたらした国難に立ち向かう
重責を全力で果たしていく決意です。」というものでした。
「正心誠意」の意味について各種報道は勝海舟の『氷川清話』中の「外交の極意は、
正心誠意にあるのだ」の言葉が出典としています。
 ◆これに対して立命館大学の加地伸行教授は9月30日の産経【正論】欄で
「「正心誠意」を海舟作とした浅学」と批判しています。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110930/art11093002590001-n1.htm
加地教授は ──
「正心誠意」は、四書の一つである『大学』のはじめあたりに出てくる超有名なこと
ばなのである。──『大学』は政治の目的を「道徳的社会を作ること」とした。そこ
に至るためには、「国を治めようと思えば、まず家を斉(ととの)えよ。家を斉えよ
うと思えば、身を修めよ。身を修めようと思えば、心を正せ。心を正そうと思えば、
意思を誠実にせよ。意思を誠実にしようと思えば、知識を磨け。知識を磨くには、物
の道理を感得せよ、と。──
と述べています。
「大学」のこの箇所は、陽明学の「格物」・「致知」・「誠意」・「正心」・「修
身」・「斉家」・「治国」・「平天下」 の八条目となります。王陽明は「大学の要
は、意を誠にするのみ」と主張し、知行合一(ちこうごういつ)により、知っていて
行わないのは、未だ知らないことと同じであることを主張し、実践重視の教えを主張
しました。すなわち、「言行一致」です。

◆野田内閣発足から1ヶ月が経ちました。この間の首相の言動は施政方針演説の冒頭で
述べた「正心誠意」を貫いているのでしょうか?
野田首相の「中国脅威論」、「A級戦犯」、「靖国参拝」や「外国人参政権」などに
関する保守的な過去の言動から期待を込めた新内閣の支持率は1ヶ月で60%台から50%
台へ低下しました。
国会の予算委員会における首相答弁は過去の自らの言行と矛盾し、諸問題の決断を避
け、問題解決を先送りする姿勢が明瞭となりました。
◆民主党の党内融和を優先するために国家指導者としての自覚が見られず、国益への配
慮が欠如しています。
適材適所とする人事による閣僚は、防衛大臣をはじめとして自ら認める実務に欠ける
素人政治家であり、国会開会前に更迭される閣僚もあり、国会答弁もほとんどが官僚
の作文であり、「検討します」、「参考にします」、「衆知を集めます」では車の安
全運転も安全を重視するあまり停止状態と同じで前に進みません。
今回も過去の民主党政権の愚行が繰り返されています。
公務員宿舎朝霞住宅の建設計画凍結、凍結解除、再び建設凍結を野田財務相と野田首
相の同一人物が重大な決意をもって決めています。
公務員宿舎の建設の可否を一国の首相が10分間かけてわざわざ現地視察しなければ
判断できないとする問題認識がこの政権の政策遂行能力の限界を示しています。
今後、この種の事態に全て首相が現地視察できるはずがありません。
◆八ッ場ダム建設中止騒動と全く同じ悲劇(喜劇?)です。この騒動に振り回される関係
自治体や地元住民、工事関係者の被害は想像を絶するものでしょう。「国民の生活が
第一」の看板が泣きます。
この状態で果たして、オバマ大統領から催促された普天間基地移転問題を解決できる
のでしょうか。

発足1ヶ月の野田首相の「正心誠意」の政治姿勢は言行不一致であり、いずれ大きな
壁に阻まれることとなるでしょう。

官僚主導の政治からの脱却を主張し、政治主導への看板を掲げた民主党政権でした
が、素人政治家集団で政権担当能力のない民主党であれば、能力に勝る官僚の支配下
にいつのまにか戻り、再び官僚主導政治となっています。
現在の民主党であれば、野田佳彦首相に限らず、誰が首相となってもまともな政権に
はなれないでしょう。これはわが国の危機状態の継続を意味します。
世界情勢の安全保障環境は軍事、経済、金融、資源、食料などすべてにわたり極めて
不安定な危機的状況にあります。特にギリシャから派生している欧州の、そして世界
の金融危機、中東・アフリカの情勢、そしてわが国周辺国の動向など一瞬も目が離せ
ない情勢です。
わが国は早急にまともな政治状態を作り上げ、健全な国家戦略のもとで生き残り政策
を遂行する必要があります。>>

◆そういえば福島原発の対象の不手際も民主党政権下で発生しました。
そこで一国民氏より
<<この一ヶ月間、電力供給(発電方式)の問題、原発の是非論は
そっちのけで、九州電力と佐賀県知事の間で交わされたという
玄海原発のプルサーマルに関するヤラセ問題の有無で揺れ続け,
肝心の電力供給の未来図を描く上で重要な原発是非論は脇に置
いたまま、ほったらかしの状態で“ヤラセ”の問題に取り憑か
れている。

「“ヤラセ”はそれほどの大問題なのであろうか?」
「この世に“ヤラセ”と無縁の世界があるのだろうか?」

衆参の国会審議も、与・野党の党内議論も、諮問委員会の議論も、
日教組内の議論も、言い換えれば、“ヤラセ”と同じではないか。
更に、極論すれば、野球やサッカーのスポーツの分野で監督や
コーチが選手に指示をだすのも、煎じ詰めれば、そのすべてが
“ヤラセ”と同じと言えなくもない。

◆日本の有識者(学識経験者)は常にピントが定まらず、最後まで
狂ったまま論点のすり替えをしているに等しい。
問題は“安全の確保”が最大の課題であり、ヤラセの有無は枝葉
末節の問題、調査に一ヶ月もかける程の問題ではないと私は思う。

私の考えは、間違っているだろうか?>>
■ところで以下のような深刻な状況が福島の子供たちに発生しています。
この不手際=政府隠蔽策は政府が行ったものです。従ってその責任は管+枝野両氏は 
取るべき!でしょう。
甲状腺機能、10人が変化 福島の子供 信州大病院調査
http://sankei.jp.msn.com/life/news/111004/bdy11100410220005-n1.htm
◆そこでわが新著 
タイトル;
[なぜドイツは脱原発、世界は増原発なのか。迷走する日本の原発の 謎]
ですが、上記の問題にも厳しく触れていて、いろんな方が口コミで推薦して
くださっているよおうでありがたいことです。
皆さん、心からお礼申し上げます。
◆さてもその一人、陸上自衛隊の方より
<<「なぜドイツは脱原発、世界は増原発なのか。迷走する日本の原発の謎 」
購入し、拝見させていただきました。

◆まず、第一印象が「読みやすい!」です。
クラインさんの日記にも高校生の感想があったと思いますが、
原発の解説がまずあって、文章自体も平易で読みやすい内容に
なっていると思います。

そして、原発開発の舞台裏や今回の原発事故をめぐる世界
各国の思惑・・・・。知れば知るほど国際社会における国家の存在
とは何かを思い知らされました。。
これが現実なんですよね。
現実に向かい合っていかなければ何も変わらないと僕は思います。
◆現状を正しく認識してこそ、将来を切り開くことができると思います。
クラインさんの本は現状を正しく認識させてくれる名著であると思います。

読後に思い出しました。
退任したゲーツ元米国防長官の退任会見時のコメント。
「CIAでの27年間、今の仕事での4年半の経験から言えば、どこの政府も
互いに嘘をつくものだ。」

日本人は本当に平和主義です。日本の政治家は目を覚ましてもらいたいです。
日本は本当に危機に直面しているということを認識してもらいたいです。

少なくとも僕は、そう思っております。

クラインさんには、これからもドイツから日本のことを見ていただき、
日本の置かれている立場、現状を正しく発信してもらいたいです。

ご健康に留意され、これからもますますご活躍されることを
ご祈念申し上げます。>>

その拙著のポイント
「次々に明らかになる真実・・・・
1」日本の経済復興を後押ししたのは原子力エネルギーだった!?
2)エネルギー争奪戦が戦争につながった!?
3)ドイツの脱原発路線は大震災前から決まっていた!?」と・・・

目次
<<図解による知っておきたい原発と放射能の基礎知識

(プロローグ)
福島原発が過去最悪の状態にあることを3.11に世界は知っていた。
 
第1章 3.11以降明らかになった”世界から取り残される”日本
第2章 誰も止められなかった唯一の被爆国日本の原発事故
第3章 福島原発事故を起こした悪しき日本の構造
第4章 世界を揺るがすドイツの「脱原発政策」事情
第5章 福島の”後”も世界での原発推進の空気は衰えない
第6章 エネルギー獲得競争に翻弄された世界史
第7章 ご先祖様の遺言がドイツを「脱原発」に踏み切らせた
第8章 日本は原発とどう向き合うべきか
(エピローグ)
日本よ、なでしこJAPANに続け!

アマゾンの拙著紹介ですと
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『大計なき国家・日本の末路 
日本とドイツ、それぞれの戦後を分けたもの』クライン孝子著
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チャンネル桜二千人委員会入会のお薦め
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そして新著紹介 曽野 綾子著
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_21世紀を迎えた今世界は混沌としています。日本もその渦て
政治経済ともに、国際的視点に立脚し欧州からの情報収集が不可欠に
なってきています。欧州の国際情勢を日記風にまとめドイツ滞在歴40余
年の経験を生かし、現地よりレポートします。
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・ 上記につきクライン孝子名抜きのメルマガの転載・発言は固く
 お断りいたします。
(なお「クライン孝子」および「クライン孝子の日記」
と明記されていれば、転載・発言は大いに結構! 歓迎いたします)
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