■今日は素敵な日本の女性の方からのメールをご紹介!

■今日は素敵な日本の女性の方からのメールをご紹介!
◆一つは広島在住の遠山さんより
◆これからは、政治とは御縁を切り、NPOで子どもたちと
◆二つは岸塚康子さん(22歳)より
◆クライン孝子さんの「大計なき国家 日本の末路」を読んで
◆三つ目は榎本裕紀子さんよりMXTVでクラインさんを知りチャンネル桜も楽しみに
◆昨年カナダの何処かで「日本のメディアは機能していないと言う論文」が出たそうで
◆その榎本さんへの回答として古い話で恐縮ですが。
◆“根無し人間創出する恐れ”
◆“勉強しないと落第や退学”
◆“惨事後もすぐに授業を再開”
◆作家曽野綾子氏の言ではないが「人間は放っておけば・・・
◆永冶ベックマン啓子さんの
コラム集   http://blog.nagaya-beckmann-keiko.com

◆◇◆
曽野綾子+クライン孝子共著「いまを生きる覚悟」
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◆一つは広島在住の遠山さんより
<<こんばんは、ご無沙汰しております。
梅雨があけて、ここんとこ 猛暑が続いております。
ドイツはいかがですか?

私、6月末をもって、0000を退会いたしました。
◆これからは、政治とは御縁を切り、NPOで子どもたちに
万葉集や古典の素読をすすめる活動に参加することになりました。
特に、神社や伝統ある建物を その教室の会場として貸して
いただく交渉を担当いたします。
皆さま、神社さんや 酒蔵さんなど、ご紹介いただける場合は 
是非よろしくおねがいいたします。
ところで、まほろば について 少し説明をさせてください。
内閣府の認証を受け、特定非営利活動法人まほろば教育事業団設立
http://mahoroba-ed.org/program/primary/school  上記はまほろば教育事業団のホームページです
ps:
I really appreciate you for your friendship to us all. Looking forward to you
r visit to Hiroshima.
Anytime is O.K. Love,Terue
The world heritage close to our house, 30 minutes’ boat ride.
http://visit-miyajima-japan.com/flash/english/welcome.html >>
◆二つは岸塚康子さんより
<<暑中お見舞い申し上げます。(といってもドイツの気候は
分からないのですが)突然のメールで失礼致します。私はhttp://yuuki-ran.cocolog-nifty.com/blog/
のゆうき蘭(岸塚康子22歳 
と申します。 
◆クライン孝子さんの「大計なき国家 日本の末路」を読んでドイツ人
のゲルマン魂の逞しさを多いに日本人は学ぶべきだと思いブログに
書きました。
http://yuuki-ran.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/post-c43a.html
中略
チャンネル桜の「言いたい放談」益々快調とドイツの空から送られる
珠玉の提言に期待しています。ご健勝を祈願して末筆と致します。>>

◆三つ目は榎本裕紀子さんより
<<はじめまして、
MXTVでクライン孝子さんを知って以来、チャンネル桜も楽しみに
しております。
MXTVの他の番組で耳にしたのですが、
「ヨーロッパでは子供の時から、留年は比較的普通なのでしょうか?」
「ヨーロッパでは子供は美術館等は入場無料とか…?」
クライン孝子さんの長年のドイツでの生活されていらした周辺では
如何でしょうか?
初めてですのに、大変に不躾な質問で大変申し訳ありません。

今回、国会事故調査の人災と言う結果を外国特派員協会と
日本記者クラブで会見をPCで見ていて、相変わらず、都合悪い事は
一般メディアには出て来ませんでしたし、
◆昨年カナダの何処かで「日本のメディアは機能していないと言う論文」
が出たそうです…。

何もかも頼って来た、ツケを若い世代に押し付ける事は、私も犯罪者の一人だと
思っております。
こんな日本にしてしまって…、本当に申し訳なく思っています。
何も出来ないので、せめてデモに行って、日本を大変にして来た団体に
寄付する事位しか出来なくて、本当に力不足で、国民として申し訳なく
思っています。
もし、お時間が有りましたら、2つの質問の返信頂けましたら、
幸いでございます。
先週ベルリンで雹がふったそうですが、外出時など、どうぞクライン孝子様
お気をつけてお出かけ下さいませ。
どうぞお体お大事になさって、何時までもお元気でいらして下さいませ。>>

◆その榎本さんへの回答として
産経新聞「正論」2002年5月23日に掲載されました
拙稿をここに転載させていただきます(かれこれ10年前の古い出来事
で申し訳ありませんが)、のでご参考にしていただければ
うれしいです。
<<「ゆとり教育」の行く末が心配だ
―独の銃乱射事件から学べ―
◆“根無し人間創出する恐れ”
今年四月から日本の国公立校ではでは新学習指導要領のもと
完全週五日制を導入し「ゆとり教育」が実施されることになった。
文科省はその基本的な狙いとして「自ら学び自ら考える力など
『生きる力』の育成にあるとし、具体的実証例として教育内容の厳選を挙げ、
総合的な学習時間の創設を促している。だがその実この「ゆとり教育」
では教科内容と授業時間数の減少のみが目立ち、なぜ今回「ゆとり教育」
に踏みきったか、肝心の教 育理念について今一つ明確さに欠ける。
そのゆえ教育の現場では多くの教師は、かなり困惑していると聞く。
こんなことでは「ゆとり」という名の時間余りのみが先行して、
いたずらに怠惰で根無し草人間の創出に手を貸すことになりは
しないだろうか。

この対称軸にあるのがドイツの教育である。戦後日教組の指揮下にあって、
知能偏差値が一定水準より低い子どもたちに焦点を合わせ厚遇する
悪平等教育を浸透させてきた日本では、理解し難いことだろうが、
実はドイツは伝統的に能力別=進路重視型教育システムを実施してきた
国である。全員揃って同じ学校で学ぶのは小学校四年生まで。
五年生からは職人、中間事務職、エリートと三つのコースに
分かれて学習するからだ。
◆“勉強しないと落第や退学”
ここでは日本と違い多くは授業料無料で入試のないのはいいのだが、
その代わり在学中、しっかり学習しなければならず、そうでない生徒は、
容赦なく落第や退学や不合格扱いになる。とりわけ大学教育と直結し、
将来リーダーとして上に立つ者を育成するエリートコース=
ギムナジューム(日本の中学・高校一貫に相当)では、知・徳・体育の
三拍子教育を徹底しており、そのどれ一つ欠いても、卒業資格を与えて
くれない。というわけで、学校は、この教育方針に反した生徒に対して
実に非情である。

四月一九日正午、旧東独エアフルトのギムナジュ―ムで発生した乱射事件が
まさにそうだった。犠牲者十六人中、十ニ人が教師だったことから動機は
教師への怨念と見られている。犯人はこの学校に在学していた
一九歳の青年で、最初の卒業試験に失敗した上、二度目は出席日数不足
だったため、病気を理由に医師診断証明書を偽造し学校に提出した
ところ発覚し即退校処分となった。事件がこれ以上の惨事に
至らなかったのは、十三人目の犠牲者となるはずだった
歴史教師(六十歳)が「殺すなら、僕の目を見て殺せ」と凄み、
ひるんだすきに近くの空き教室に閉じ込めけたからで、
犯人はそこで自殺している。
ところがこのドイツの事後処理がまたドライなのだ。
少しは犯人への同情があってもよさそうなものなのにそうならない。
暴力にパルドンはないというわけで、犯人はしょっぱなら精神錯乱者
として扱われ、事は粛々と運んでいく。犠牲者を痛むために、直ちに
国旗を半旗とし週末に予定されていた行事はすべて中止、週明け月曜日
には事件発生の時間に合わせ全国いっせいに五分間黙祷を捧げる。
◆“惨事後もすぐに授業を再開”
同時に首相を筆頭に大物政治家はもとより、全国からケアに携わる
教会関係者や救援隊が続々と現地へ駈け付けサポートする。
州首相に至っては「被害者とその家族の方々には存分の対処を行って
いきたい」と約束する傍ら、「人生は継続していくもの。
惨事が生じたからといって授業を中断させてはならぬ」
と学校は月曜日から平常通り再開すると宣言した。、
◆作家曽野綾子氏の言ではないが「人間は放っておけば、どれだけでも
鈍感に残虐になる」のを避けるため、毅然としてことに当るという。
加えてドイツにはナチスという暴力を許した血塗られた歴史がある。
それだけに、この反省に則り暴力は一切封じる。その決意の
現われでもあるのだ。

これに比べて日本はどうか。 昨年六月大阪の池田小学校で起こった
児童殺傷事件を思い起こすがいい。あの事件では言葉狩りを気にして、
犯人は『学校への恨みを持っていた男』という言い回しで扱われた。
「あの日以来、我が家の時計は止まったまま」という犠牲者の父兄に
配慮し学校は二学期から再開した。、子どもたちの「心の傷」
を癒すため六億円もの大金を掛け校舎を建て替えた。この詰めの甘さ、
玉虫色的アイマイさ! 今回の「ゆとり教育」してもそうで、
どうもこの延長線上にあるような気がしてならない。
こんなことで一体、文科省は、本気で「ゆとり教育」が成功すると
思っているのだろうか。>>
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_21世紀を迎えた今世界は混沌としています。日本もその渦て
政治経済ともに、国際的視点に立脚し欧州からの情報収集が不可欠に
なってきています。欧州の国際情勢を日記風にまとめドイツ滞在歴
40余年の経験を生かし、現地よりレポートします。
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メルマガ発行者: クライン孝子 (フランクフルト在住 )
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