■【言いたい放談】エジプトのクーデター、情報・謀略戦の視点から

■【言いたい放談】エジプトのクーデター、情報・謀略戦の視点から
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◆【言いたい放談】エジプトのクーデター、情報・謀略戦の視点から[桜H25/7/5]
http://www.youtube.com/watch?v=2Ax01tdUD9E
◆一時はどうなるか、最悪の事態は内戦かと危ぶまれたエジプト危機で
◆この機運において最大の功績をもたらしたのは、
◆この事件と平行して例のスノーデン事件で欧州は
◆ドイツなど、冷戦の名残を今も引きずり背負っていることで
◆この騒動の最中に米国と欧州では自由貿易協定に関する協議
◆これ国際舞台慣れしている強かな国同士の、これキツネとタヌキの
◆さても日本はどうでしょうか
◆韓国にも、いや、でさえも(失礼!)情報機関があって、
◆せいぜいドイツの悪口を愚痴っぽく書き立て日本メデイアで発表し憂さ晴らし?

◆◆大好評の電子雑誌『言志』
http://www.genshi-net.com/
http://www.youtube.com/watch?v=xwCXMaYv5Wk
*『言志』11号
「あとは自前諜報機関を持つのみ――安倍政権のしたたかな外交戦略を讃える」
クライン孝子
◆*次号『言志』12号予告
「安倍首相のG8訪欧に見た“歴史を変える宰相”の手腕」
クライン孝子

◆「表現者」次号予告
http://www.fujisan.co.jp/product/1281687591/?gclid=CKLAhd74uLYCFYLwzAodWm8A4A
連載 情報戦略ー余りにも大きな日独間の隔たり
「スパイ天国にゴーストが群れをなす」
クライン孝子
◆◇◆
曽野綾子+クライン孝子共著「いまを生きる覚悟」
http://shop.chichi.co.jp/item_detail.command?item_cd=958
◆永冶ベックマン啓子著『1人息子をドイツの徴兵制に送って』   
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◆「大計なき国家・日本の末路 ー日本とドイツの戦後を分けたものークライン 孝子
http://www.amazon.co.jp/gp/product/toc/4396613423/ref=dp_toc?ie=UTF8&n=465392
2009/9/8

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◆【言いたい放談】エジプトのクーデター、情報・謀略戦の視点から[桜H25/7/5]
http://www.youtube.com/watch?v=2Ax01tdUD9E

<<公開日: 2013/07/05
つい先年、「アラブの春」として持てはやされたエジプトの
政権交代であったが、国内情¬勢が安定する間もなく軍事クーデターが
発生し、モルシ大統領は軍部に国外に追放された¬という。
その裏に見え隠れするイスラエルや米国などの影や、
ブラジルやトルコなどとい¬った「新興国」での政情不安について、
謀略戦・情報戦の観点から話し合っていくととも¬に、日本に決定的に欠けて
いるインテリジェンス強化のためにも必要な「安定政権」への¬期待を
表明しておきます。>>

◆ここ数日、一時はどうなるか、最悪の事態は内戦かと危ぶまれた
エジプト危機ですが、軍のトップであると
1)親米シシ(米国軍における
研修のために2度、米国に滞在、荒に親米のサウジアラビアにも一時滞在)
2)ノーベル平和賞受賞者で、国際的に名を知られているエルバラダイ
が中心となり、200万ものエジプトの女性や若者を中心にとしての
反ムスリ運動の声に耳を傾けようやくこの騒動、収まったようです。
(参照:暫定政権、ムスリム同胞団にも入閣打診へ
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130710/mds13071012460004-n1.htm
エジプト暫定政府、エルバラダイ氏を副大統領に
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130710-OYT1T00055.htm?from=main1
エジプト軍がモルシ大統領の権限剥奪、暫定統治に移行
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTJE96203H20130703/
エジプト軍、モルシ大統領を解任・憲法を停止
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130704-OYT1T00193.htm )

◆この機運において最大の功績効をもたらしたのは、
a)シリア紛争に加えて
エジプトまで紛争に巻き込まれては、産油国にまでその影響で
王体制の崩壊につながりかねないと危機感を感じ、これら産油国が
即座に救援に回ったこと
(参照:主要産油国、暫定政権に支援網 同胞団には警戒
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130710/mds13071011190003-n1.htm
b)速やかな民政復帰をしなければ、毎年アメリカから年約15億ドル
=1500億円)に上るエジプトへの軍事・経済援助の見直しというきついお達し
があったことで、こうした海外かqらの支援やそれをいいことに軍人特権を
享受している(=企業経営も含め)軍部が狼狽し、それを受けて、
急遽、反ムルシとして民衆側に付いたことによるといわれています。
(参照:エジプト、速やかな民政復帰を…米大統領声明
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130704-OYT1T00447.htm )

◆この事件と平行して例のスノーデン事件で欧州は引っかきまわされました。
そのけつろんですが、表むきは欧州側は『死らなかった』の一点張りで
(参照:
情報監視、西欧も米と連携…スノーデン容疑者
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130708-OYT1T00913.htm?from=ylist
CIA元職員:NSA盗聴、欧州と共謀…新証言、独誌報道
http://mainichi.jp/select/news/20130708k0000e030161000c.html
日本大使館盗聴の真偽、米側に回答求める 菅官房長官
http://topics.jp.msn.com/world/general/article.aspx?articleid=1932998
米情報機関、EU代表部に盗聴器…独誌報道
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130630-OYT1T00514.htm?from=popin
欧州、相次ぎ米に説明要求…盗聴疑惑
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130703-OYT1T00390.htm?from=blist
対テロ」正当化できず 米国の盗聴疑惑に仏独やEUが反発
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130702/amr13070218410006-n1.htm
米の盗聴、猛批判の仏も…「違法行為」通信傍受
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130705-OYT1T00413.htm )

などとアメリカに反発していますが、その実、西側の主要国は、、皆、アメリカ
に協力していた事実が、スノーデンの証言によって明らかになってきました。
◆ドイツなど、
1) 冷戦の名残を今も引きずり背負っていることで、アメリカの諜報機関との
関係をいまだ更新しており、その拠点がフランクフルトにあり、
常にcia並びにnsaとは二人三極の関係にあること。
2) 例の9・11事件ではドイツに留学していた中近東からの多くの成りすまし学生が、
アメリカとは暗黙のうちにテロ退治のためには、協力を惜しまなかったこと
などが判明して、対アメリカに大きな口を叩くことも出来ず、
だからといって全く知らなかったともいえず、ジレンマに立ち至って
いるようです。
私個人として、こんなことはとっくに知っていなければならなかったことで
今になっていかに初めて知ったとばかりさわいでさ見せているのは、
これ、つまり、欧州側の対米へのある種の演技だと思っています。
◆そういえば、この騒動の最中に米国と欧州では自由貿易協定に関する協議が
ワシントンで開催されています。ということは、言葉を代えていえば、
この会議で欧州勢としては
少しでも有利にことを運ぶためにその材料の一つとして、いろいろと
巧みに交渉しようとしている。
一方、アメリカもその辺はすでにお見通しで、この問題も含め、
あれこれ作戦を練って、会議に臨んでいく。
◆まさにこれ国際舞台慣れしている強かな国同士の、これキツネとタヌキの
化かしあいでもあります。
(参照:米欧FTAに早くも難題
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130707/amr13070707000001-n1.htm )

◆さても日本はどうでしょうか。なんとまあ、
米、日本大使館も盗聴 38の大使館、公館を対象に 英ガーディアン紙報道
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130701/plc13070111310016-n1.htm

◆韓国にも、いや、でさえも(失礼!)情報機関があって、その巧みな政治的
意図的プロパガンダで
ないことをさもあるかのように欧州、とりわけドイツに吹聴され、
それを嘆いているだけで、何もしないし出来ない日本!
◆せいぜい、ドイツの悪口を愚痴っぽく言い立てて、
日本のメデイアで発表し憂さ晴らしをしているのが精一杯!というところですか。
これぞ「スパイ天国日本」!?
(参照:極秘電話盗聴組織 機密漏洩を恐れる情報機関
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130622/kor13062207000002-n1.htm )

◆◆大好評の電子雑誌『言志』
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◆*次号『言志』12号予告
「安倍首相のG8訪欧に見た“歴史を変える宰相”の手腕」
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連載 情報戦略ー余りにも大きな日独間の隔たり
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曽野綾子+クライン孝子共著「いまを生きる覚悟」
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◆「大計なき国家・日本の末路 ー日本とドイツの戦後を分けたものークライン 孝子
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2009/9/8

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曽野 綾子著「この世に恋して」
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_21世紀を迎えた今世界は混沌としています。日本もその渦て
政治経済ともに、国際的視点に立脚し欧州からの情報収集が不可欠に
なってきています。欧州の国際情勢を日記風にまとめドイツ滞在歴
40余年の経験を生かし、現地よりレポートします。
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・ 上記につきクライン孝子名抜きのメルマガの転載・発言は固く
 お断りいたします。
(なお「クライン孝子」および「クライン孝子の日記」
と明記されていれば、転載・発言は大いに結構! 歓迎いたします)
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メルマガ発行者: クライン孝子 (フランクフルト在住 )
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