■いいたい放談it could be the scenario of Japan's future

■言いたい放談】欧州の現実、多文化共生社会の破綻
http://www.youtube.com/watch?v=UsolNl6qQ-E
◆今回のロンドン暴動ですが
◆ 慌てたキャメロン首相。休暇を中断、
◆またも英国は、英国メデイアとタイアップして
◆ヘッジフアンドで空売りをしユーロ苛めを
◆英国流報道にやすやすと乗ってしまう日本。
◆というわけで、今回のロンドン暴動の要因ですが
◆もし独仏に協力してユーロに加盟していたら
◆というわけで日本はどうなのか
◆it could be the scenario of Japan's future

ニートの若者暴徒化 過当競争・景気低迷…根深い病
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110809/erp11080921200011-n1.htm
暴動の発端はロンドン北部で4日に起きた警官による射殺事件。理由は今月4日、トットナムで薬物密売を捜査中の警官がタクシー運転手の黒人男性(29)を射殺。警察側は男性が短銃で先に発砲したと説明したそうですが、射殺された男性の近親者たちが不審に思い抗議しようとしたところ、たちまち周辺で日頃から警察官の差別意識に不満を感じていた若者たちに火がつき、挙句、手がつけられないような大事に至ってしまいました。

4夜連続 略奪若者は伝言サービス利用し襲撃
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110810/erp11081018470006-n1.htm

◆慌てたキャメロン首相は、休暇を中断して急遽ロンドンに帰り、早速、警官1万6000人を動員して、事態の沈静化を図りました。
ところがロンドン市内では、この急遽措置である大量の警官動員で暴動は収まりましたが、
今度はマンチェスター、バーミンガム、リバプールへ暴動の拠点が移ってしまったのです。
9日、バーミンガムでは暴徒から街を守ろうとして路上にいたイスラム系の男性3人が車にひき逃げされ死亡。警察は殺人容疑で1人逮捕したというニュースが入ってきました。
その他諸々・・・・

私はこのニュースを知って、この事件は起こるべくして起こったなと思いました。
ちょうど8月1日の「はてな」の拙日記で

<<2011-08-01
■自国経済逼迫隠しに米独をたたく英国の陰湿な姑息さ
英誌、欧米「日本化」をやゆ…決断嫌がる政治家
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110801-OYT1T00852.htm?from=main4 >>
と書いたところで英国に関する拙記事、中断していたのです。
ロンドン暴動はその4日後に発生しました。

そう、上記の読売ネット記事を読んだ時はとっさにこう思ったものでした。、
◆またも英国は、英国メデイアとタイアップして、自国のボロ隠しのために、こんな記事を書いているなと・・・
苦笑すると共に、それを日本のメデイアがそのまま翻訳?して日本の読者に知らせているのに、げんなりした者でした。

なぜなら、欧州では英国がギリシャの次に財政難に陥っていることは、その道に少しでも明るい者なら誰しも承知しているからで、この恥を世界に知らせては成らぬと。英語が世界語である有利さを利用してまたも英国発のEU=とりわけドイツを標的にしたニュースを流しているのに気が付いたからです。

英国は現時点でもそうですし、過去にも英国の英国による・世界語としての英国語を巧みに利用し、これを武器にし、常に自国に有利になる情報を世界に流し 英国喧伝=プロパガンダに活用しています。

今回もそうで、ユーロ圏のアラを必要以上に、抉り出し、今にもユーロ圏は解体するかのように、報道することで、英国は自国の実態を隠し続けてい他のです。

しかも、英国メデイアは、時には英国の金融界とタイアップし、
◆ヘッジフアンドを通して、空売りをすることでユーロ苛めを
行なってきました。
ドイツはそのことにいち早く気付き、2010年
この空売りを、英国発とも言うべきあらゆる妨害にも屈せず禁止にしました。
一方他のユーロ加盟国はというと、英国に対する気兼ねや、取引上、一気に手を切れない、国の事情もあっ他のでしょう。
のらりくらりと先延ばしにし、最終的にはヘッジフアンドにいいように利用されていたのです。

特にフランスなどはドイツが強大国になるのを恐れて、この空売りに関しては、これまで非協力的でした。
ところが何と、今回そのフランスにも火の粉が飛んできそうな気配が濃くなり始めたのです。
そのとたん、急遽、フランスは、ベルギー、スペイン、イタリアと組むことで空売り禁止
に踏み切りました。

ドイツが欧州全域でのネーキッド空売り禁止推進へ=財務省
http://www.asahi.com/business/news/reuters/RTR201108120092.html?ref=reca

ところが、なぜかこうした関連性については、日本のメデイアは報道しようとしない。
むしろ英国発のニュースにはそのウラを知ってか知らずか、
◆英国流報道にいともやすやすと乗ってしまうことで安住してしまう。
しかもその事を百も承知の英国メデイアは日本のメデイアを(腹の中では嘲笑しつつ)、うまく情報操作をするために、いかにもオモテでは親日を振舞いつつ、平然と情報操作ニュースを流して日本を英国ひいきにさせてしまう。
有難いことに、日本にはsこれに輪を掛け英国かぶれの日本人学者がわんさといて、「よいしょ」してくれます。
チャーチルもサッチャーも日本の彼ら有識者にとっては「偉大なる正義の政治家」。
何かといえば、彼らをもちあげることで、自らのステータスを上げる事荷まい進してきました。

そういう意味では英国にとっては日本の協力は欠かせない。
来年、ロンドンではオリンピックが開催されます。日本の観客を「韓流ブーム」流に倣って呼び寄せるにも、日本を親英漬け情報操作にする必要がある、
そんなソロバン勘定が英国にはあるのでしょう。
ブランド好きな「電通」辺りも英国と聞けば、簡単に一枚噛んで乗ってくれるでしょうしね。
そうなれば、鬼に金棒、かなりの日本客が円高もあり、ロンドンめざし押し寄せ、散財してくれる・・・。

さて話がかなり横道にそれてしまいました。
本題に戻ります。
◆というわけで、今回の暴動の要因ですが、ついこの間までの英国とは違い、その陰りそのものを象徴している。そんな気がしてなりません。
まず、景気回復のためにと大胆なメスをいれようとしているキャメロン緊縮財政ですが、その煽りを食って
1)英国社会から阻害されている青少年、その彼らが集まりフラストレーションを解消する青少年センターが封鎖されてしまいました。
英国の景気後退で若者達の失業率も高く、その彼らの唯一のよりどころだったセンターの封鎖です。彼らの不満はつもりつもっていました。。、
2)その治安に携わる警察官にもこの緊縮財政のしわが寄せられていました、
警察官不足という状況にありながら、増員などもってのほかというキャメロンの厳しい措置に警察官の間にも不満が充満していました。。
しかもキャメロンは今回の事件で、以下のような警察官を誇りを傷つける措置を行なおうとしています。

警察、首相に怒り 米国人顧問任命の方針で
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110814/erp11081415140002-n1.htm

そのキャメロン内閣ですが、財政建て直しのために各省や部の統合に始まりここ4年内に公務員60万人減らすと発表しています。
しかもかつては
3)「ゆりかごから墓場まで」と英国自慢だった社会保障制度も、財政逼迫で健康保険にもその影響で、制度そのものに赤信号が付き始めています。
年金制度も、絶対安全とはいかなくなっています。
いきおい真っ先にその影響を受けるのは貧困層で、
多くはアフリカ系、イスラム系、旧植民地系、そして英国人で生活保護を受けている階層
です。彼らは、英国の今も残っている貴族を中心としたエリート階級の目に見えない、時には露骨なほどの英国系中間階層以上に所属する白人中心主義の差別を快く思っていません。
しかも、この階層の若者に失業者が多いのです。
ロンドンには犯罪防止のために無数の監視カメラが各所に備え付けられているといいます。にもかかわらず、彼らは「失うものなど何もない」というので今回、暴動に参加したといいます。
皮肉なことに、商店を放火されたり,略奪に遭った店主なども、2008年のリーマンブラザー金融危機以後、景気後退の荒波にさらされ、決して生活は楽ではありません。
それなのにその彼らが今回の暴動で犠牲になってしまったのですから、何おかいわんや。

その上、冒頭に記述しましたようにまたも米国のデフオルメのあおりを受けて
金融危機の兆しが出てきました。

そんな折、そういえば、この事件後会った英国人のバンカーが面白いことを言っていました。
ユーロ導入で、英国はポンドにこだわって加盟しなかった。そればかりかユーロ妨害に回って、ユーロ
加盟国から恨まれた。その「つけ」が今になって
返ってきた。
◆もし独仏に協力してユーロに加盟していたら、今頃ユーロ圏から(ということはドイツから)ギリシャのように、助けてもらうことが出来たのに、残念だって。
内心、私はよくこんな事、ずうずうしく言うわと思いました。

今一つは、ここまで世界景気が悪化してしまったからには、戦争を起すことで、戦後景気につなげるしかないのでは・・・と言う意見がここ欧州大陸ではヒソヒソと語られています。。
ではどこで、今回も第一次+二次大戦と同様ドイツを戦場にする?
いや極東方面かな?

以上、これ、英国の欧州大陸やその他の国に対する接し方(英国生き残りの発想=ワル智恵)の一面であります。

ちなみに欧州(=EU)主要国における若者の失業率リストをここに表記しておきます。

       2011年6月  2008年4月
EU平均      20,5    15.1
オランダ      7.1     6.5
オーストリア    8.2     6.8
ドイツ       9.1    10.7
英国       19.6(4月)13.9
フランス     22.8    18.6
ポルトガル    26.8    18.6
アイルランド   26.9    10.8
イタリア     27.8    20・5
スロバキア    33.3    19.4
ギリシア     38.6(3月)21.3
スペイン     45.7    22.5

◆というわけで日本はどうなのか。
今のところは、まだいい。
けれどもいつ、英国のような状況に陥るか、先のことは全く判りません。

ただ一つ、
香港在住の Mr.Tetsuo Sakaiから
以下のメールを頂戴いたしましたのでご紹介いたします。<>