■広島の知友奥中正之氏(国際経営コンサルタント)によるわが新著読後感

◆丸善 ・ ジュンク堂ジャンル : 日本論・日本人論 の検索結果トップ
◆曽野綾子氏からいの一番にお褒めの言葉をいただきました!
◆なお奥中氏によりますと氏の読後感は
◆標記の図書を一気に読み終えた
◆これらの事実を改めて認識すると私の憂鬱度が一気に高まった。
◆「原発」問題についても国際的視点からの考察が必要であるとの思いから
◆文章が平易な話し言葉であることも奥行きの深い「原発」問題の理解を容易に
◆特定の政治イデオロギーに依拠した即脱「原発」論とは一線を画している
◆独科学者オットー・ハーンに端を発する脱核エネルギー哲学がドイツ国策の
バックボーン
◆クライン孝子氏の憂国論の主要ポイントの一つは
◆、やればやれる我々日本人の底力

■さてもわが新著 :【埼玉の1高校生から

◆タイトル;
[なぜドイツは脱原発、世界は増原発なのか。迷走する日本の原発の 謎]
MARUZEN=丸善 ・ JUNKUDO=ジュンク堂
ジャンル : 日本論・日本人論 の検索結果トップ
http://www.junkudo.co.jp/search.html#q=/ss=3/opt_genre_3=5511_%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AB%96%E3%83%BB%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E8%AB%96
という知らせを受けて、これ皆さんの口コミのお蔭です。
心からお礼申し上げます。

さても拙著に関し
◆いの一番にフアックスで絶賛ともいうべき
お褒めの言葉が届いたのは
私が常に尊敬申し上げている作家曽野綾子氏からでした。
うれしくて天にも上る心地ですぐ、曽野さんにお電話をしてお礼の言葉を
述べました。

加えてここ数年、盟友の間柄としていろいろ貴重なアドバイスを頂戴している
奥中正之氏からも拙著読後感をいただきました。

◆なお氏からのメールによりますと氏の読後感は
「防人を励ます会」
(メールアドレス:kms@db3.so-net.ne.jp
電話:042-499-0044 FAX:042-499-0003
携帯:090-3507-3242 4490ta@ezweb.ne.jp )
及び「NPO法人百人の会」http://www1.ocn.ne.jp/~h100prs/
夫々が会員各位に再転送頂いております。>>
とのこと。
ありがとうございます。重ねて御礼申しあげます。。

+++++++++++++++++++++++++++++++
クライン孝子氏の新著:
「なぜドイツは脱原発、世界は増原発なのか。迷走する日本の原発の謎」読後感

◆標記の図書を一気に読み終えた。東京電力福島第一原子力発電所の事故による
放射能性物質の外部漏出により、核エネルギーの危険性を我々は如実に実感させられた。

我々の経済的繁栄を支えてくれて来た原子力発電(以下「原発」という)の利便性という
連続性メリットの陰に隠れていた危険性が事故という非連続性事象によって一挙に認識された
ところにショックの強さがある。
そして今回の事故は「原発」が根源的に有している深刻な問題点を浮き上がらせた。
その一つは、「原発」が排出する放射能性物質を含む核廃棄物を安全に処理する技術を
人類は持ちあわせていないという事実。
そしてウランが核分裂する際に生み出される人工の物質「プルトニューム」は極めて
強い毒性を持つ危険物質なのに、これを安全に処理する技術も我々は有していないという事実である。

◆これらの事実を改めて認識すると私の憂鬱度が一気に高まった。
さに福島「原発」事故による放射能性物質の外部漏出による人畜に対する危険度について、
「危険説」と「安全説」とが並列したままで、私にとってはどちらが正しいのか判断がつかない。
この未確定事実が私をさらに憂鬱にした。
 
さらに私の憂鬱度を高める現実がある。
菅元首相は脱「原発」の国家政策を発表した。しかし国力の源泉であるエネルギー政策を
抜本的に見直し、新たに練られたグランドデザインに依拠して脱「原発」を宣言した気配は
見られない。これでは思い付きで発言したと考えざるを得ない醜態である。
 
そのようなことから、「原発」に関しては、まるでうつ病に罹ったかの如く、
調べるのも発言するのも億劫な気分となっていた。

そのような時に、ドイツご在住のクライン孝子氏が標記の図書を上梓された。
正直言って、当初は該図書を購入するのは気が進まなかった。
しかし図書内容の概要を知るにつけ、
◆「原発」問題についても国際的視点からの考察が必要であるとの思いから読むことにした
 
ドイツ在住のジャーナリストという立場で著者が持っている豊富な国際的情報網と人脈
により得た貴重な情報を手際よく纏め、問題点をわかりやすく浮き彫りにしている。
◆文章が平易な話し言葉であることも、幅が広く奥行きの深い「原発」問題に関して理解を容易にしてくれる。
高校生の愛読者がいるというのもうなずける。

前置きが長くなったが、記述内容に関する感想を以下に述べたい;
私が最も気にしていたのは、著者が脱「原発」論者なのか、「原発」推進論者なのかという点であった。
クライン孝子氏は明確に脱「原発」の立場をとっている。
但し安易な脱「原発」論は危険であると祖国に対して警告を発し、
時間をかけて慎重に核エネルギーから脱却すべきであるとし、
◆特定の政治イデオロギーに依拠した即脱「原発」論とは一線を画して居られる。
著者の結論と提言は私の考え方と一致する。これがこの読後感を書く動機となっている。
 
増「原発」という世界の大勢の中で、脱「原発」国策を明確にしたドイツである。
核分裂を人類最初に発見し、それと同時に核エネルギーが持つ悪魔性にも気付いた
◆ドイツの科学者オットー・ハーンに端を発する脱核エネルギー哲学がドイツの国策の
バックボーンになっていると紹介している。
核アレルギーに基づく感情的とも言えるわが国の脱「原発」論との対比が鮮やかとなる。
 
次に
◆クライン孝子氏の憂国論の主要ポイントの一つとなっているわが国の国際政治音痴振りが
「原発」問題に関しても詳しく論述される。
国際政治に関する読みの浅さ、判断力・行動力の欠如により日本がいかに国際社会で
不利な立場に置かれているかが繰りかえし詳述されている。政治家は著者の指摘を反省の糧としなければならない。
また政治家を選ぶ国民も国際社会の冷徹な現実を認識する必要がある。
 
エピローグで、著者が住まれるフランクフルトで女子サッカー世界一を決めた
「なでしこJAPAN」の壮挙を取り上げ◆、やればやれる我々日本人の底力を例示され、
我々に希望と期待のメッセージとされている。
これで私の憂鬱な気分は随分と和らげられた。
 
最後に付け加えたい点は、著者が経済人や産業人に対して、
人の道としての哲学を持つように提言している。国際経営コンサルタントとして、
肝に銘じたい指摘である。以上 ≪2011年9月30日 奥中記>>

■さてもわが新著 
タイトル;
[なぜドイツは脱原発、世界は増原発なのか。迷走する日本の原発の 謎]
ですが、
●【埼玉の1高校生より
<<東京の書店で原発関係の本を探していたところ、
偶然、タイトルにひかれて買いました。今回の福島第一原発以後
これまで他人事と思っていた原発問題に関し、僕たち若者こそ知っておくべ
と思い、2−3冊、買い求めて読みました。それぞれ大変参考なったのですが、
正直言って、クラインさんの本を読んで、世界が一挙に広がった気がしました。
日本の原発専門家が国内だけの見方でいろいろ書いて主張しているのとちがい、
クラインさんの本は、
世界の原発事情、産業革命から始まった石炭から石油そして原発にいたるまでの
世界でのエネルギー獲得戦争や歴史、特にドイツがなぜ「脱原発」に踏み切ったのか、
僕にも理解出きるように詳しく書かれていて大変参考になりました。
早速僕の友人たちにも、すすめて見ようと思っています。
ところでドイツの気候はいかがですか。
いつか僕もドイツへ行ってみようと思っています。
それではこれで失礼いたします>>

出版社;海竜社、
その拙著のポイントを海竜社は
「次々に明らかになる真実・・・・
1」日本の経済復興を後押ししたのは原子力エネルギーだった!?
2)エネルギー争奪戦が戦争につながった!?
3)ドイツの脱原発路線は大震災前から決まっていた!?」と・・・

目次
<<図解による知っておきたい原発と放射能の基礎知識

(プロローグ)
福島原発が過去最悪の状態にあることを3.11に世界は知っていた。
 
第1章 3.11以降明らかになった”世界から取り残される”日本
第2章 誰も止められなかった唯一の被爆国日本の原発事故
第3章 福島原発事故を起こした悪しき日本の構造
第4章 世界を揺るがすドイツの「脱原発政策」事情
第5章 福島の”後”も世界での原発推進の空気は衰えない
第6章 エネルギー獲得競争に翻弄された世界史
第7章 ご先祖様の遺言がドイツを「脱原発」に踏み切らせた
第8章 日本は原発とどう向き合うべきか
(エピローグ)
日本よ、なでしこJAPANに続け!

アマゾンの拙著紹介ですと
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%AA%E3%81%9C%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84%E3%81%AF%E8%84%B1%E5%8E%9F%E7%99%BA%E3%80%81%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AF%E5%A2%97%E5%8E%9F%E7%99%BA%E3%81%AA%E3%81%AE%E3%81%8B%E3%80%82%E8%BF%B7%E8%B5%B0%E3%81%99%E3%82%8B%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%8E%9F%E7%99%BA%E3%81%AE-%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3-%E5%AD%9D%E5%AD%90/dp/475931203X/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1315450626&sr=8-1 >>

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
==============================
今年のわが4大キャンペーン
『大計なき国家・日本の末路 
日本とドイツ、それぞれの戦後を分けたもの』クライン孝子著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4396613423/chsakurajp >>
チャンネル桜二千人委員会入会のお薦め
http://www.ch-sakura.jp/579.html

他紙より面白い産経紙購読のお薦め
http://reader.sankei.co.jp/reader/

そして新著紹介 曽野 綾子著
揺れる大地に立って 東日本大震災の個人的記録
http://www.amazon.co.jp/%E6%8F%BA%E3%82%8C%E3%82%8B%E5%A4%A7%E5%9C%B0%E3%81%AB%E7%AB%8B%E3%81%A3%E3%81%A6-%E6%9D%B1%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%A4%A7%E9%9C%87%E7%81%BD%E3%81%AE%E5%80%8B%E4%BA%BA%E7%9A%84%E8%A8%98%E9%8C%B2-%E6%9B%BD%E9%87%8E-%E7%B6%BE%E5%AD%90/dp/4594064736/ref=sr_1_8?ie=UTF8&qid=1316786553&sr=8-8

==============================

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

_21世紀を迎えた今世界は混沌としています。日本もその渦て
政治経済ともに、国際的視点に立脚し欧州からの情報収集が不可欠に
なってきています。欧州の国際情勢を日記風にまとめドイツ滞在歴40余
年の経験を生かし、現地よりレポートします。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_

・ 上記につきクライン孝子名抜きのメルマガの転載・発言は固く
 お断りいたします。
(なお「クライン孝子」および「クライン孝子の日記」
と明記されていれば、転載・発言は大いに結構! 歓迎いたします)
・このメルマガは下記のホームページからの登録も可能です。
・このメルマガは下記のホームページの孝子日記でもご覧になれます。
 「クライン孝子のホームページ」 http://www.takakoklein.de
 「はてな 」  http://d.hatena.ne.jp/eschborn/
メールはこちらへ  E-mail: mail@takakoklein.de

メルマガ発行者: クライン孝子 (フランクフルト在住 )
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆