■ユーロを巡るドタバタ劇=内幕あれこれ。

■ユーロを巡るドタバタ劇=内幕あれこれ。
◆ドイツの国民のホンネは、ギリシャにユーロから抜けてほしい?
◆よりにもよって債務問題を抱えるイタリア出身ドラギECB新総裁誕生! 
◆「ユーロは嫌いだと言って加盟しなかったくせに、
◆さても「YUKI von MURATA・レポート」によりますと
◆さて、北アフリカから地中海を経て場所を変えよう。
◆ドイツは現在のギリシャ問題を解決して乗り越えるだろう。
◆イタリアの問題浮上よっては円高がまだ続く可能性が高い。
◆イタリア問題質問されたで、メルケル天を仰ぎサルコジ笑って流した。
◆欧州の混乱を微笑んでいる国があの女王陛下の大英帝国である
◆もう一つ虎視眈々と眺めている国がプーチン率いるロシアである。
■さても、わが新著ですが
◆アメリカ在住わが悪友グロース孝夫氏より
=「脱原発」に関するクライン孝子さんの新著
なぜドイツは脱原発、世界は増原発なのか。迷走する日本の原発の 謎]
http://takaogross.blogspot.com/

◆ドイツの国民のホンネは、ギリシャにユーロから抜けてほしい?

以下の判断は現時点では当然のこと。
1)ギリシャ次回融資、国民投票終了まで実行されず=仏独首脳
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-23974020111103
=中途半端に譲歩をしようものなら、サルコジもメルケルも国民の痛烈な
肘鉄を食うことを百も承知しているからだ。
とりわけサルコジにいたっては来年4月に大統領選挙を控えている。
ドイツでもメルケルを見る国民の目は、日ごとにきびしくなりつつある。

2)それにしても、
◆よりにもよってギリシャと勝るとも劣らない債務問題を抱える
イタリア出身のドラギECB新総裁誕生! 
これに怒ったドイツ国民、そのドイツの抵抗想像あれ!
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-23961020111102?pageNumber=2&virtualBrandChannel=0
<<今年に入りウェーバー独連銀総裁は(筆者注;仏トリシエECB
後任総裁として期待されその呼び声も高かったが、これも断ってしまった。
その代わりにイタリア人ドラギが総裁として乗り込んできた)、
ECBが昨年5月に開始した国債買い入れに異を唱えて総裁を辞任。
財政政策の領域に足を踏み入れ、インフレ阻止というECBの目的が
妥協に屈したとの認識を示した。

その後同じくドイツ出身のシュタルク氏も専務理事を辞任した。
関係者によると、ECBが8月に再開した債券買い入れプログラム
への反対しての辞任>>

3)このところイギリスはEUの主役になれずに歯軋りをしています。
それがくやしいらしく、そのイギリス、例の天才的狡さを
発揮して、機会あらば、独仏の足を引っ張って
EUにおける主要ポストに収まって
世界の脚光を再び浴びようと、その裏工作に余念がないようです。
その一つが、

訪日中止しユーロ圏会議出席、その英首相の「介入」にサルコジ氏「うんざりだ!」
http://www.afpbb.com/article/politics/2837029/7982930
<<ユーロ非加盟の英国のキャメロン首相が「介入してきた」と痛烈に批判。
面と向かって
「あなたの批判にはもう、うんざりだ。ああしろ、こうしろと
口を出すのは止めてくれ」
◆「ユーロは嫌いだと言って加盟しなかったくせに、
今さら、われわれの会合に首を突っ込むのか」などと言い放った>>

いやはや欧州は一筋縄ではいかないようです。
 
◆さてもそのどたばた劇ですが10月15日付き
「YUKI von MURATA・レポート」によりますと
<<グローバル・ホーク(無人偵察機)のノースロップ・グラマン社
のメーカー・スペック(英文)を改めて見ている。少し前に、
狂犬“カダフィ”についてさり気なく彼が抱く恐怖について述べた。
それから数日後、彼が抱く恐怖を自らの人生に招き入れるような
最後が伝わった。

◆さて、北アフリカから地中海を経て場所を変えよう。
青いコバルトのエーゲ海の美しさは今も忘れられない。南太平洋や
インド洋の島々の透き通る青さ、マルタ、キプロス島の濃い青さと
また異なる。グローバル・ホークのようにギリシャ問題について再び
眺めよう。

◆ドイツ連邦共和国は現在のギリシャ問題を解決して乗り越えるだろう。
が。問題は・・・その後に仕掛けられたように(問題発言かな?
この発言には意図と意味がある。ある種のシグナルでもある。)
(前回カダフィの事をさり気なく述べた際、イタリアもさりげなく述べた。)
イタリアに関する問題が今日急浮上してきた。
ギリシャ財政・債権問題が仮にクリアできても、
一難去ってまた一難といったところか。

メディアがメルケル・ドイツ連邦共和国首相と
サルコジフランス共和国大統領に
◆イタリア問題について質問された際、
メルケル首相は天を仰いだ。サルコジ大統領は笑って流した。

近い将来について彼らの反応を借りて述べてみよう。
メルケル首相の天を仰ぐ「我がドイツ連邦共和国及び
*ドイツ国民はもう嫌だ!つまりギリシャ救済が限界。
(この見解は前回も述べた)」。サルコジ大統領の笑って流す
「何もしない・いや。我がフランスはできない。」
あるいは「第三者に責任を転換させるかもしれない。首飾り事件
のように。」と予測している。
*:政治意識の高いドイツ国民はギリシャ救済で国が二つに
分かれるような激論を交えている。ギリシャでこの状況であれば、
イタリア救済など針の穴にラクダを通すぐらい難儀である。

よって、日本国政府及び関係省庁の予想であるギリシャ問題が
解決され、円高から円安になる可能性と異なり、
◆イタリアの問題浮上よっては円高がまだ続く可能性が高い。
日本政府の見解はある意味他力本願的な意識を感じさせ、
金融政策に不安を与える。

◆そして、ヨーロッパの混乱を微笑んでいる国があった。
あの女王陛下の大英帝国である。だが、国力の源である金融に
陰りが見える。金融の前衛部隊(所詮。前衛部隊である。
一般人にはアメリカが金融の本隊のように見えるが違う。)
のアメリカ合衆国の低下の影響を受け、英国経済が低下していること
が著しく現れてきている。今日の英国の政府、大使館、外交官への
予算縮小がその活動に明確に現れている。

◆もう一つ、虎視眈々と眺めている国がある。プーチン率いるロシアである。
(前回投稿:プーチンの発言についてを参照)
そして大英帝国はそのロシアに急接近している。

一方、紅い中共はギリシャ国債の買い支えるなど、ヨーロッパに対して
熱烈なリップサービスをしていた。だが、彼らはギリシャ国債をほとんど
購入していない事が判明している。
そしてアメリカ合衆国の国債も密かに売り抜けていたことが判明
していた。「私達を安易に信用してはいけないよ。さもないと
・・・ヤケドするよ。」
「紅いルージェのキスマークが残るのでなく、紅い血を流す事になる。」
と中共の彼ら自身が“偽りのキス”を証明してくれた。

007の原作者である女王陛下の秘密情報部員イアン・フレーミング
は女性とのキスの際の体温で偽りか本物のキスか見分けたという
伝説がある。そのような見分けができないウブな坊や達はこの世で
は生きていけないかもしれない。
                                          敬具
YUKI von MURATA>>
■さても、わが新著ですが
◆アメリカ在住わが悪友グロース孝夫氏より新著感想到着!
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◆拙著のポイント
「次々に明らかになる真実・・・・
1」日本の経済復興を後押ししたのは原子力エネルギーだった!?
2)エネルギー争奪戦が戦争につながった!?
3)ドイツの脱原発路線は大震災前から決まっていた!?」と・・・
目次
<<図解による知っておきたい原発と放射能の基礎知識

(プロローグ)
福島原発が過去最悪の状態にあることを3.11に世界は知っていた。
 
第1章 3.11以降明らかになった”世界から取り残される”日本
第2章 誰も止められなかった唯一の被爆国日本の原発事故
第3章 福島原発事故を起こした悪しき日本の構造
第4章 世界を揺るがすドイツの「脱原発政策」事情
第5章 福島の”後”も世界での原発推進の空気は衰えない
第6章 エネルギー獲得競争に翻弄された世界史
第7章 ご先祖様の遺言がドイツを「脱原発」に踏み切らせた
第8章 日本は原発とどう向き合うべきか
(エピローグ)
日本よ、なでしこJAPANに続け!

アマゾンの拙著紹介ですと
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_21世紀を迎えた今世界は混沌としています。日本もその渦て
政治経済ともに、国際的視点に立脚し欧州からの情報収集が不可欠に
なってきています。欧州の国際情勢を日記風にまとめドイツ滞在歴40余
年の経験を生かし、現地よりレポートします。
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 お断りいたします。
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と明記されていれば、転載・発言は大いに結構! 歓迎いたします)
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