■学者は結構な職業ですな、植民地政策に協力的だった宣教師の言葉だって偽善的

■学者は結構な職業ですな、植民地政策に協力的だった宣教師の言葉も偽善っぽい

◆今日はお二人の方のメールをご紹介いたします。
◆この井上寿一とやらに正論新風賞を与えた産経の見識を疑う
◆学者は結構な職業ですな。
◆一読者より日本の有識者に疑問を呈す。
◆米国主導のTPPをキリスト教の宣教師になった立場で賛成
◆植民地化する本国の意を請た先兵としてキリスト教の布教に励んだ宣教師に
◆米国はTPPで日本及びアジアを植民地化、中国はTPPで濡れ手で粟の漁夫の利
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◆今日はお二人の方のメールをご紹介いたします。
その1わが悪友奥山篤信氏より
http://melma.com/backnumber_133212_5357778/

<<★一体いつまで産経は井上の駄文を掲載とするのか☆

◆この井上寿一とやらに正論新風賞を与えた産経の見識を疑うが、
今日もお粗末なアメリカポチ論文を出している。
読むに堪えないが下記抜粋する。
一体この男は何をむじゃむじゃ言うているのか?
最後の三段落で判るというものだ。
◆学者は結構な職業ですな。

産経新聞本日“正論” 学習院大学教授・井上寿一 
開戦70年、日米の隔たり超えて
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111208/plc11120803010001-n1.htm

 第一は、対米外交力の裏付けとなる国内政治体制の確立である。
新しい政党政治の枠組みを作ることができず、カリスマ政治家に
望みを託した結果が破局だった。
 だとすれば、政権交代後の混迷と国民の政治不信を前にして、
政党は国民の信頼を回復する新しい政党政治の具体的な枠組み作り
を急がなくてはならないだろう。
 他方で、私たち国民は、カリスマ政治家に過度な期待を抱くことなく、
遠回りに見えても着実な代表民主制の発展に関与し続けるべきである。
 第二は、米国との国際秩序観の共有である。
開戦に至る過程でも親米感情は継続した。
しかし、日本外交は、対米関係の修復よりも他力頼みの対独伊接近に
よって行き詰まる。
類似の失敗に陥らないためにも、日本は米国と国際秩序観を
共有しつつ自主的な外交を展開することが重要である。
 米国の戦略的な関心が中東からアジア太平洋へ転換しつつある。
アジア太平洋地域においてどのような国際秩序を形成すべきかに
ついての基本的な考えの共有は、責任分担意識に基づく日米関係を
もたらすだろう。
 要するに、真珠湾攻撃70年の今年を起点として、
日本は新しい国内体制の確立と国際秩序観の共有によって、
対称的な日米関係の構築をめざすべきである。>>

◆一読者より

<<日本の有識者に疑問を呈す。
ニューヨーク大学名誉教授・佐藤隆三氏が、本日の産経紙上で
◆米国主導のTPPをキリスト教の宣教師になった立場で賛成している。
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/111204/fnc11120407250001-n1.htm

佐藤教授の言によれば・・・、<以下に要点を抜粋する>」
来日したハーバード大のジョセフ・ナイ教授とTPP問題について
じっくり意見交換した結果、下記の様に実感したのだという。
・「その場で払ったお金が戻ってくるまで半年ぐらいかかるから、」
・「病院は患者のサロンと化し、日本の医療保険制度がいかに
緩いかを示している」
・「TPPで日本市場にねらいをつける米国の保険会社が入ってき
たら、いまの緩い医療保険制度のままではやられてしまうだろう」

佐藤教授の感想(賛成論)は、西洋から見た未開の地(アジア、
アフリカ、南米各地)を
◆植民地化する本国の意を請けた先兵として、
体を張ってキリスト教の布教に励んだ宣教師役のナイ教授の話を
鵜呑みにしているだけではないだろうか。

佐藤教授の上記3点の賛成意見も、私の判断では逆さまの理解で
あり、「だから反対せざるを得ないと言わねばならないところを、
賛成せざるを得ない」、と賛成論を展開されている。

読者の方たちは、どのように解釈されただろうか。
私は、どう考えても、首を傾げざるを得ない。
TPPは、日本の未完の法制度を根底から破壊する。
◆米国はTPPで、日本及びアジアを植民地化しようとしている。
中国は、TPPで濡れ手で粟の漁夫の利を得るだろう。>>

◆◇◆さてもわが新著ですが
アマゾンで1読者の方が拙著『原発の謎』を読んで,感想を。
書いてくださいました。
どなたか知りませんが、このような感想を書いてくださり、心から
お礼申し上げます。ありがとうございました。
<<なぜドイツは脱原発、世界は増原発なのか。
迷走する日本の原発の (単行本)

<<◆『大丈夫』といわれ続けてきた原発の悲惨な事故。
この事故のお陰で震災の復興は進まず、今も放射能の恐怖は
消えていない。

しかし原発をやめて、果たして日本が世界の中で生き残れるのか・・・・。
日本の選ぶべき道は・・・。

◆もう専門家とか有識者の意見を鵜呑みにするのではなく、
自分である程度のことは知っておきたい。
そんな私に、この本は予想以上の説得力を持って答えてくれた
気がします。

ドイツは、日本の原発事故であわてて方向転換したのではなく、
以前から、長期的計画で脱原発を進めていたという。
そしてそのルーツは、
◆そのルーツは、核分裂を発見したオットー・ハーンを始め、
化学者や物理学者たちが人類に向けて訴え続けてきた
遺言にあるのだと・・・。

ドイツは、核の事故だけでなく、
いまだに管理処分する方法が皆無だという放射能廃棄物の問題とも、
正面から向き合ってきた。

EUの頂点にあってもおごらず、原点を見失わないで、
コツコツと地道に自らの信念にそってわが信じる道を
歩いてきたというドイツ。
いつも危機意識を失わず、
原発の問題とも全力で立ち向かってきたドイツの姿勢には、
◆国の政策を超えて、ドイツ人の人生観そのものに
触れるようで、感動すら覚えます。

日本は豊かになったことで何か大切なものを忘れてしまって
いないか。

著者は、長年ドイツから、祖国日本を暖かくも厳しい目で
見守ってきた。
◆日本の問題点も、よくもここまで調べ上げたというほどで
私にとって原発の手引きでもあるし、
日本にとっての『希望の書』でもあるように思います。

http://www.amazon.co.jp/%E3%81%AA%E3%81%9C%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84%E3%81%AF%E8%84%B1%E5%8E%9F%E7%99%BA%E3%80%81%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AF%E5%A2%97%E5%8E%9F%E7%99%BA%E3%81%AA%E3%81%AE%E3%81%8B%E3%80%82%E8%BF%B7%E8%B5%B0%E3%81%99%E3%82%8B%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%8E%9F%E7%99%BA%E3%81%AE-%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3-%E5%AD%9D%E5%AD%90/dp/475931203X/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1315450626&sr=8-
さらに
◆アメリカ在住わが悪友グロース孝夫氏より
=「脱原発」に関するクライン孝子さんの新著
http://takaogross.blogspot.com/2011/11/blog-post.html
なぜドイツは脱原発、世界は増原発なのか。迷走する日本の原発の 謎]
本の紹介専門新聞「週刊読書人」書評
http://d.hatena.ne.jp/eschborn/20111121/1321935624
◆拙著のポイント
「次々に明らかになる真実・・・・
1」日本の経済復興を後押ししたのは原子力エネルギーだった!?
2)エネルギー争奪戦が戦争につながった!?
3)ドイツの脱原発路線は大震災前から決まっていた!?」と・・・
目次
<<図解による知っておきたい原発と放射能の基礎知識

(プロローグ)
福島原発が過去最悪の状態にあることを3.11に世界は知っていた。
 
第1章 3.11以降明らかになった”世界から取り残される”日本
第2章 誰も止められなかった唯一の被爆国日本の原発事故
第3章 福島原発事故を起こした悪しき日本の構造
第4章 世界を揺るがすドイツの「脱原発政策」事情
第5章 福島の”後”も世界での原発推進の空気は衰えない
第6章 エネルギー獲得競争に翻弄された世界史
第7章 ご先祖様の遺言がドイツを「脱原発」に踏み切らせた
第8章 日本は原発とどう向き合うべきか
(エピローグ)
日本よ、なでしこJAPANに続け!

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今年のわが4大キャンペーン
『大計なき国家・日本の末路 
日本とドイツ、それぞれの戦後を分けたもの』クライン孝子著
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チャンネル桜二千人委員会入会のお薦め
http://www.ch-sakura.jp/579.html

他紙より面白い産経紙購読のお薦め
http://reader.sankei.co.jp/reader/

そして新著紹介 曽野 綾子著
揺れる大地に立って 東日本大震災の個人的記録
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_21世紀を迎えた今世界は混沌としています。日本もその渦て
政治経済ともに、国際的視点に立脚し欧州からの情報収集が不可欠に
なってきています。欧州の国際情勢を日記風にまとめドイツ滞在歴40余
年の経験を生かし、現地よりレポートします。
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