■さても、金融危機であたふたしている南欧ですが・・・・

[クラインさんの放送を拝見しましたので私も
チャンネル桜ニ入会しました。
よろしくお願いいたします。]
といううれしいメールをお送りいただきました川島 正仁氏より

<<ギリシャ、スペインに始まるユーロ危機の検証。

「スペイン、ポルトガル10日間の旅」に行ってきました。ラテン・アメリカの体験記「花の道」を読んでくれた読者はご存じのように私は高校卒業後、翌年19歳で南米アルゼンチンに移住しました。地球の反対側の大陸について、言葉も生活習慣も全くわからない1人の青年にとってはすべて「未知の体験」でした。どんなに困難に出会っても、家族も友達もいません、頼れるのは自分1人です。一歩前進、一歩後退こうして少しずつ人間力を養ってきました。

以来、ラテン・アメリカに25年の長い間生活をしてきました。ここで体得したスペイン語と経験を生かして今でもその関係の仕事を継続していられるのは、その時の貴重な体験のおかげです。したがって私にとってはラテン・アメリカ諸国の母国であるスペイン、ポルトガルはとても興味のある大切な国です。そのスペイン第2の都市バルセロナそしてポルトガルの首都、リスボンを未だに知らないということは実に残念なことでした。今回やっとその二つの都市の入ったツアーを発見し、参加することが出来ました。

出発の前日、弟が「兄貴、今スペインは経済危機で大変だぞ、各地でストライキも起きているぞ、中止したほうがいいんじゃないか」、「何を言っているんだ、もし本当に危険な地域だったら旅行会社が真っ先にストップするよ、彼らはきちんとした支店を持っていて情報はたしかだよ」もし何か問題が発生すればツアーを企画した会社が多大な被害を被るわけですからその点は私たちが心配することではないのです。

6月14日出発、23日帰国の10日間の旅が始まりました。このようなグループ旅行の要は往復の飛行機です。如何に目的地まで早く、安全にしかも安く行けるかが勝負になります。今回はBA(ブリティッシュエアーウェイズ)を選択しました。したがって成田からロンドンに11時間半の直行便です。このヒースロー飛行場は「霧の町ロンドン」を象徴する添乗員泣かせの空港として有名です。無事に到着しましたが、到着してからが大変でした。あっちへ行ったりこっちへ来たり、荷物検査は時間がかかり39名の大グループを持った今年30歳になったばかりの添乗員には厳しい試練となりました。私も昔の経験を生かして補佐してあげましたがあまり感謝の気持ちが見られないので一歩離れて見守っていました。案の定8名のメンバーが逸れてロンドン、バルセロナ便が30分遅れてしまい、他の乗客やスタッフに大変な迷惑をかけてしまいました。

このような大変な始まりでしたが、無事にバルセロナに到着しツアーは始まり、ここを起点として、8泊8日の長いバス旅行が開始したのです。>>