■痛ましい事件、隠蔽体質日本の教育現場にも

◆亡くなった生徒の父「騒動になって申し訳ない」
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120713-OYT1T00286.htm?from=main5
◆2年女子生徒の父親が[最初に黙とうすべきではないのか]
◆さても今日の日本の教育の腐敗を思いますと、
◆この事件を知って日本の地方にある独特のヒエラルキー犯罪を想起
◆私もそのイジメの対象になって、嫌な思いをしたことがあります
◆いずれにしても、話は飛躍しますが、
◆ミュンヘンにお住まいの永冶ベックマン啓子さんのご子息の兵役経験前奏曲
◆ちなみにドイツでは昨年2011年6月1日以降、通常の兵役は廃止
◆もっとも韓国では今も
◆日本もドイツ流人材育成を見習う時に−教育の観点から兵役義務を考える−
◆≪韓国の忌避事件に潜む現実≫
◆≪訓練で成長する若者たち≫
◆≪机上論的平和教育の弊害≫
◆◇◆
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◆亡くなった生徒の父「騒動になって申し訳ない」
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120713-OYT1T00286.htm?from=main5
<<会は非公開で午後7時から始まり、亡くなった男子生徒
父親も出席した。

出席者によると、校長らは一連の経緯などを報告。
質疑応答に移ろうとした時、
◆2年女子生徒の父親が「最初に黙とうすべきではないのか
と声を上げる場面があった。学校側は謝罪、全員が起立して黙とうした。

亡くなった男子生徒の父親はマイクを握り
「こういう騒動になって申し訳なく思っております
なぜこういうことになったのか、真相が知りたかっただけです
などと声を詰まらせながら話した。>>

(参照:
1)いじめ専従チーム設置=大津中2自殺、本格捜査−滋賀県警
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012071100230
2)滋賀県警が学校と市教委を捜索!大津中2いじめ殺人事件か
9カ月・校長や市教委から事情聴取・10か月前の暴行容疑
家宅捜索の令状・アンケート結果、学校は親に誓約書で口
(正しい歴史認識・国益重視外交・核武装実現より)
http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/blog-entry-4716.html
◆さても今日の日本の教育の腐敗を思いますと、
そうだなあ、高校卒業の年齢で、
男女ともに、兵役を経験してみるのもいいのではないかなあ。
そうすれば、陰湿ないじめもなくなるかもしれない。

今回の大津中2の男子生徒の痛ましいいじめ自殺?事件ですが
◆この事件を知って日本の地方にある独特のヒエラルキー犯罪を想起しました!
満州から引き揚げて、父母の里、丹波や
中学中途で愛知に引っ越した地方都市におけるこのすでに
小学校からある父兄会長、教育関係のボス、その子供の親の威光を
笠にきた弱いものイジメは、
今回の大津事件ほどではないにしても、
あったような気がします。
◆私もそのイジメの対象になって、嫌な思いをしたことがあります。
しかもそんなことは、そう簡単に友人や親などに話せるものではない。
我が家には複雑な家庭事情もありましたから。

◆いずれにしても、話は飛躍しますが、
日本の若者に兵役を課すのもいいのではないか、
というわけで、以下拙稿、転載させていただきます。
◆これは同時にミュンヘンにお住まいの
永冶ベックマン啓子さんのご子息がドイツの
兵役を経験され、その記録を氏がかつて実に詳細に
まとめておられおられますので、その貴重なエッセイを拙日記に
転載させていただくための前奏曲でもあります。

◆ちなみにドイツでは昨年2011年6月1日
以降、通常の兵役は廃止になりました。

◆もっとも韓国では今も
" 21ヶ月(陸軍、海兵隊)、
23ヶ月(ネイビー)、
24ヶ月(空軍)
徴集サービスの義務;中学校の教育に必要と兵役義務の年齢の
20-30歳、18 - :兵役年齢と義務自発的な兵役の年齢の26歳、
女性は、1950年以来サービスでは、歩兵など7サービスの枝に
認めたが、砲兵、装甲、対空、と牧師軍団の対象から除外される。
HIV陽性者は兵役免除されます( 2011)"とのことです。

というわけで
<<◆日本もドイツ流人材育成を見習う時に
−教育の観点から兵役義務を考える−
(産経新聞  2004年10月16日「正論」より転載)

◆≪韓国の忌避事件に潜む現実≫
「プロ野球界、芸能界では兵役を免れようと不正を働き、
ブローカーにお金を渡して
いたことが明るみ出て、大きな波紋を呼んでいる。
その不正方法は身体検査を受ける前に尿道に薬物を投入し
腎臓疾患があるかのように見せかける巧妙なもので
兵役を逃れた彼らが同僚にブローカーを紹介する形で拡散。
この不正発覚では、芋づる式に捜査が広がっている」。

どこの国の話かと思ったら、何とお隣の韓国における
兵役忌避不正事件だった。
韓国に兵役制度があるのを知ったのは2年前
あるドイツ留学韓国学生からだった。
「兵役義務の期間は平均2年半くらいで、19歳から課せられ
あれは辛い。二度とやりたくない。
なぜなら上官がここぞとばかりしごくから。
もっとも今になって振り返ってみると、あの厳しい訓練
いい人生体験になった」と。

私はこの話を聞いて、一瞬日本は負けたなと思った
兵役任務に就くか就かないかで、その体力と精神力にお
格段の差があるとは、息子の兵役体験で既に証明済みだからだ。
ドイツも基本法十二条aおよび兵役義務法により、男子は18歳に
なるとこの義務を遂行しなければならない。

もっとも韓国と異なり、兵役を拒否する者には兵役代替役務として
民間役務=(奉仕活動に準じる老人ホームや福祉団体など公共の
社会福祉領域)の選択が許されている。期間は兵役・民間奉仕共に9ヶ月。
国から毎月250〜400ユーロ報酬として受けとるから無料奉仕ではない。
このドイツの兵役だが、冷戦たけなわのころは、
韓国と同様、兵役のみで、期間も二年を超える長期にわたっていた
だがその後徐々に緩和され、息子が空軍の衛生看護兵とし
兵役に就いた1994年は兵役12ヶ月、民間奉仕13カ月に
短縮された。「ベルリンの壁」崩壊後、統一達成を機に、
東西ドイ ツの国境に張り付いていた全ソ連兵38万人が撤退し
一気に東西の緊迫が解消に向ったからだ。最近は東欧諸国
北大西洋条約機構や欧州連合加盟が相次ぎ、緊迫ムードは
さらに遠のく傾向にある。そのせいか、ドイツ連邦議会では、
ときどき兵役義務の是非を巡って活発な討論が展開される。
ところが、最終的には、なぜか存続論が大勢を占めてしまうのである。

◆≪訓練で成長する若者たち≫
理由はほかでもない。ドイツ国民の多くがこの兵役制度を
支持しているからだ。とくに平和時だからこそ必要と説く。
「油断大敵」というわけである。そもそもドイツに おける兵役とは
「共同体における国防意識を通して、規律と責務、論理的かつ戦略思考
肉体および精神力の鍛錬」にあり、日本で想起する軍国主義の
シンボル「強制苦役」と全く質が違う。ドイツにとって兵役と
将来国を担う若者に対する貴重な人材育成および訓練であり、
それゆえ重要な国家行事の一つと捉えられているからだ。

息子の場合も、炎天下での長距離行進訓練では二十キロの
リュックを背負い、途中仲間が倒れると、互いに励まし
助け合って目的地に到達するなど、「カメラード」と呼ばれ
強い仲間意識を体験している。結果、兵役義務終了後、
息子は心身共に見違えるほど強健な青年に成長していた。

◆≪机上論的平和教育の弊害≫
それに比べて、日本の青年はどうなのだろう。
巷聞するところ、アテネオリンピックや自然科学部門で
優れた業績を残す若者たちの目覚しい活躍ぶりが伝えられる一方、
昨今、国籍不明と誤解されかねない、仕事にも勉強にも訓練にも
興味を示さない

“ニート”と呼ばれる「若年無業者」や定職に就かないでアルバイトで
生活する「フ リーター」が急速に増え続ける傾向にあるという
景気低速で若年層の失業率が高止まりしているというから、
そのせいもあろう。
だが、それだけではない。原因は他にあると私は思っている。
日本は第二次世界大戦敗戦後、現在に至るまで平和憲法のもと、
面々と行われてきた偏よった机上論的平和教育によって
国サイドによる国とその国防の本質を捉える若者教育を
なおざりにしてきた。それゆえ多くの青年たちは一度家庭
いうサークルから自分を切り離して、国=社会という観点に立って、
真摯に人生や生き方を見直す機会を与えられてこなかった。

 韓国に見られる「しごき」訓練で、兵役逃れにカネやコネ工作
に奔走する行き過ぎ兵役は、決してあってはならない。
だが例えばドイツ流の兵役+奉仕活動に見られる若者育成のための
国家事業としての兵役というのはどうだろう。
制度としてあっていいのではなかろうか。
日本もそろそろ兵役導入に関し真剣に考察する時期にきている、
そんな気がしてならないからである。>>
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_21世紀を迎えた今世界は混沌としています。日本もその渦て
政治経済ともに、国際的視点に立脚し欧州からの情報収集が不可欠に
なってきています。欧州の国際情勢を日記風にまとめドイツ滞在歴
40余年の経験を生かし、現地よりレポートします。
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