◆[敗戦国・日本とドイツ、戦後70年でなぜ差が付いたのか]を読んで(2 ) 野村かつよし

◆[敗戦国・日本とドイツ、戦後70年でなぜ差が付いたのか]を読んで(2) 野村かつよし
◆安倍昭恵氏よりご丁寧なお礼のお手紙を頂戴しました拙著
==敗戦国・日本とドイツ 戦後70年でなぜ差がついたのか==
ドイツ在住45年余のノンフィクション作家、渾身の直言。
http://books.rakuten.co.jp/rb/13452098/
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◆盟友野村かつよし氏による上記拙著に関する貴重な読後評第二弾
◆今回の評論キリスト教に関する部分ですが、実はこのテーマに関しては
◆今回、野村氏が、拙著のこの部分〈第1章p.28-29 p.2〉を取り上げ、
◆ヨハネ・パウロ二世誕生がソ連邦崩壊に大きな力となった・・・
◆ポーランド人選出はカトリック教会の「マンネリ」打開策=“知恵”、
◆クラインさんのお説は、「結果」でなく、「目的だと・・
◆クラインさんは私に直接、中核にいたのはポーランド出身の・・・
◆事実上1989年の東欧革命の最大の黒幕とも・・・
◆私は1981年2月26日長崎で、JPⅡ教皇の至近距離にいました。
◆その二ヶ月半後、1981年5月13日、教皇はサンピエトロ広場で
◆(昭和天皇の戦後の巡幸は、明らかに命を掛けたものだった
◆JPⅡ教皇への銃撃は、ソ連KGBの工作であったというのが定説
◆JPⅡ教皇誕生にはアメリカ諜報機関の活動があったという説ですが
◆その死の時期を正確に知る方法は一つだけあります。
◆JPⅡ教皇前任のヨハネ・パウロ(一世)教皇は、わずか33日で急逝
◆この頃、バチカン銀行にからむスキャンダルが噴出
◆そのあとに選ばれたのがヨハネ・パウロ二世でした。
◆金融マフィアと諜報機関の連携は、あり得ると想像

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◆盟友野村かつよし氏による上記拙著に関する貴重な読後評第二弾を
お送りいたします。
◆なお、今回の評論はキリスト教に関する部分で、
実はこのテーマに関しては
*表現者64号
ークライン孝子の情報戦略「あまりにも大きな日独間の隔たり」ー 
=壮絶!『難民助け屋』の歴史=
http://www.fujisan.co.jp/product/1281687591/
*次号予告65号
=日本嫌いとドイツ嫌いを煽る国際謀略=
の前に既に関係者とお会いして資料を提供してもらい、構想を練っていた
ところでした。
そこへ、難民と日独離間工作問題が飛び込んできて、急遽この2つのテーマを
優先してしまった事情があります。
◆今回、野村氏が、拙著のこの部分〈第1章p.28-29 p.2〉を取り上げ、
丁重なご感想を頂戴しましたので、ちょうどいい機会に
『表現者次々号66号』では野村氏の今回の教会に関する評論をヒントに
まとめることにしました。

さてもその野村氏からの第二弾ですが。
<<横浜の野村でございます。
◆ヨハネ・パウロ二世の誕生がソヴィエト連邦崩壊に
大きな力となったことは、
私もその時代にいた訳で、十分に感じていました。
ただそれは、偶々ポーランド出身の
カロル・ユゼフ・ヴォイティワ枢機卿が
教皇に選出された「結果」であると思っていました。
ローマ教皇は長年イタリア人が就任してきました。
◆ポーランド人の選出は、いわば「マンネリ」を打ち破る
カトリック教会の“知恵”、教会側の都合・意志であると思って
来ました。

◆クラインさんのお説は、「結果」でなく、「目的」
であったということです。。

それが偶々の「結果」でなく
ソ連の弱体化を狙うアメリカ諜報機関の画策であった、
とクラインさんは書きました。(p.28-29)
つまりある勢力が目的を持ってポーランド人を教皇に
就任させる「工作」をした、ということになります。
工作は過半数の、枢機卿に対して為されたことになります。
その内容がどのようなものであったか、個々の枢機卿に対して
それぞれに最も「効果のある」手段が取られたのでしょう。

◆クラインさんは私に直接、中核にいたのはポーランド出身の
ブレジンスキーであるとおっしゃいました。

ブレジンスキーは、
カーター政権(1977年1月20日−1981年1月20日)発足後に
国家安全保障問題担当大統領補佐官に就任した、とWikipediaにあり
ます。時代は整合します。

又、Wiki資料では、
“ソ連による支配に対抗したポーランドの独立自主管理労働組合
「連帯」を積極的に支持し、ポーランド出身だった
当時のローマ教皇ヨハネ・パウロ2世とも密に連絡を取り合って
いたため、
◆事実上1989年の東欧革命の最大の黒幕ともいわれている。”
ともあります。

◆私は1981年2月26日長崎で、JPⅡ教皇の至近距離にいました。
時折雪が舞うおそろしく寒い日でしたが車の窓を開け放ち、
最低速度で、沿道の私たちに身を乗り出すようにして手を振りました。
最前部にいた私とは、瞬間的に2m以内であったでしょう。
私が感じたことはアブナイナ!でした。
私が狙撃手なら外さなかったでしょう。

◆その二ヶ月半後、1981年5月13日、教皇はサンピエトロ広場で
銃撃されました。
私は、やっぱり!と感じました。

◆(昭和天皇の戦後の巡幸は、
クラインさんも詳しく書いておられますが(第10章p.272-)、明らかに
命を掛けたものであったと思います
山本七平氏は戦争の悲惨を極限まで体験した方と思いますが、
その昭和天皇論の中で、昭和天皇を、
あらゆる国、あらゆる時代、これまでもこれからも、あり得ない
であろう「稀有な」存在、と記しています。)

◆JPⅡ教皇への銃撃は、ソ連KGBの工作であったというのが
定説になっています。
米ソの熾烈な戦いが繰り広げられていたようです。
ならば今も当然、それは継続しているでしょう。

◆ ところで、JPⅡ教皇誕生にはアメリカ諜報機関の活動があった、
というクラインさんのお説ですが、
私にその観点はまったくありませんでした。
新鮮に驚いています。
ただもしそれが事実であるにしても、
それだけでは“計画”としては不十分でしょう。
教皇は基本的に終身制です。
前のベネディクト16世が“辞任”したのは稀な例外です。
つまり、ある人物を教皇にしたいと思っても、
現教皇が生存している限り実現しません。
そして人の生死は知ることが出来ません。
時期が分からなければ“計画”“立案”は出来ません。
◆その死の時期を正確に知る方法は一つだけあります。
つまり“計画”するなら、「現教皇の死と次の教皇の選定」が、
ワンセットでなければなりません。

◆JPⅡ教皇前任のヨハネ・パウロ(一世)教皇は、
在位わずか33日で急逝しました。
根強く暗殺説があり、小説もあります。
(例えば、『法王暗殺』デイヴィッド・ヤロップ著、
徳岡孝夫訳、文藝春秋社)
◆この頃、バチカン銀行にからむスキャンダルが噴出し、
自殺他殺うやむやな、大物の死がありました。
ヨハネ・パウロ教皇はその刷新をするだろう
と期待されていましたが、手を付けるいとまなく亡くなりました。
満65歳の健康な人物の突然死ですから、疑念の残るのは無理ありません。
疑念は主に“金融マフィア”の関与でした。
◆そのあとに選ばれたのがヨハネ・パウロ二世でした。
一世が、多くの教皇がそうであったように長命だったなら、
二世の出番はありませんでした。
つまりアメリカ諜報機関の工作は成立しませんでした。

◆金融マフィアと諜報機関の連携は、あり得ると想像しますし、
現ににあるでしょう。
しかしこれは私の知り得る世界でありません。

=野村かつよし= >>
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_21世紀を迎えた今世界は混沌としています。日本もその渦て
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なってきています。欧州の国際情勢を日記風にまとめドイツ滞在歴
45余年の経験を生かし、現地よりレポートします。
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