■谷垣さんの良さに気づいた頃、この国は快方にむかう!

■「解散トラウマ恐怖回避」で打った猿芝居
■民主党議員は集団催眠状態におかれていた
■菅辞任ホノメカシ情報で民主党一縷の望み
■ウソでもいいから辞任を理由に解散を阻止! 

■■以下、野村氏のご意見をご紹介いたします■■。
■鳩山さんは「騙された」形をとっただけ
■谷垣さんたちが騙されたと思わない。
■自民党は小沢と絶対に手を組んではならぬ、
■民主党政権でモラル基準レベルが下がった
■6月2日の勝者は菅で、敗者は小沢です
■マスコミが不信任案提出をずっと煽っていた
◆◇◆◇
ご意見はmail@takakoklein.deへどうぞ

【言いたい放談】
不信任案否決、与野党仲良く居座り
http://www.youtube.com/watch?v=O-HWA4N9dzM

今回の内閣不信任案否決ドタバタ劇ですが、
元来、この政党は政治という観点で国家に対処する
と高邁な考えをもった政治家たちが集まって作った政党ではなく、何が何でも政権の座に就きたい一心で、言葉は悪いのですが、ミソもクソも一緒くた、いや権力という”えさ”に飢えたオオカミのような集まりで、このことは民主党政権成立と同時にその化けの皮が次々と剥がれ、多くの国民を失望させてしまいました。
この象徴的な事件が今回の地震・津波・福島原発事故の不手際にあります。
とりわけ、福島原発事故での失態は、世界のもの笑いになってしまいました。

■「解散トラウマ恐怖回避」で打った猿芝居
その一方で民主党は長年夢に見、憧れていた政権をやっと手にしたこともあって、まるで幼児が大好きなおもちゃを離さないで泣き喚く、
そんな無様な光景を国民の前でさらけ出しています。
国民の多くは既に民主党政権を見放してしまっているというのに・・・・

彼らにとって、最も恐ろしいドラマ=締めくくりは何か。言うまでもなく「解散」です。
これは何としても避けなくてはならない。
その点では菅のみならず小沢、鳩山氏はたとえ同床異夢であろうと一致していたに違いない。
とすると、今回の内閣不信任案否決でいったい誰がほっとしたか。
小沢、鳩山、菅小もの三悪人はむろん民主党国会議員であり、その証拠とは否決後、国民の前で見せたさももっともらしい彼らの猿芝居にあります。
小沢氏は棄権で知らん振り。
鳩山氏は菅首相に騙されたふりをしてみせる。
その他大勢はその勢いで菅を責めて、国民の歓心を買ってみせる・・・
その猿芝居に乗ったか、乗せられたか、狂喜の如く太鼓をたたき、国民を踊らせようとしたのがマスコミです。ここでもマスコミは視聴者や読者の関心を買い、できれば視聴率を、いや読者を増やそうと企んでいる?
だらしがないですねえ。マスコミも。こんなことをしていては自分の首を絞めるだけ。
国民の多くはは既に民主党の猿芝居も、マスコミの太鼓タタキも見破って、シラケテいるというのに。

そこで、 村中 新氏より
■民主党議員は集団催眠状態におかれていた
<<今回の内閣不信任案否決騒動の背景について考えてみました。
そして民主党議員が集団催眠状態に置かれていたのではないかと思います。
その心境を推測します。
菅内閣ではこの国家の難局は乗り切れないとの世論のまえに内閣不信任案が提出されることは必然となる。世論の流れに乗り、不信任案成立、解散・総選挙となる。
しかし、選挙民の支持を失っている現状での選挙では当選する可能性はない。
被災地の状況から衆議院解散は困難との情報がある一方で、賛成票阻止に向け、けん制のために解散風もでている、どちらになるか疑心暗鬼の心理状態となる。
被災地の現状では選挙など出来ない、いや、ことによると破れかぶれ衆議院解散になるかもしれない。
 
■菅辞任ホノメカシ情報で民主党一縷の望み
本音は総選挙を避けたい。何とか菅首相が辞任して総選挙を回避できないか。  
戦々恐々とした心理的に不安状態となり、溺れる者藁をもつかむ心境となる。
この時、事前に「首相の退陣発言があるらしい」とホノメカシ情報が流れてきて、いちるの望みを首相の退陣にかける。
そこに菅首相の「責任を若い世代に引き継ぐ」発言に続く、鳩山前総理の会談時の「菅首相の引退決意」の紹介により、二人の過去の無責任発言などは瞬時に記憶から消失し、これで総選挙が回避されて「助かった」との安堵感から、不信任決議に否決
をすることになる。

■ウソでもいいから辞任を理由に解散を阻止! 
菅首相に騙されたのではなく、嘘でもよいから辞任すると言って解散を阻止する理由を求めていた。菅・鳩山会談における確認事項である3項目
1)「民主党を壊さないこと」、
2)「自民党政権に逆戻りさせないこと」、
3)「大震災の復興と被災者の救済に責任を持つこと」よりも、国会議員としての自己の身分が保障されることが
最優先となっていた。
このために民主党議員は、いわば「集団催眠状態」に陥っており正常な判断が不可能な状態になっていた。
しかし、菅首相が直ちに辞任する考えがないと判ると、騙されたと怒る態度を示さないと選挙民に対して顔向けできなくなる。やはり菅首相が早期に辞任しなければ国民の支持が得られない。
菅首相を退陣させる包囲網を民主党内で作らないと次の選挙で民主党員の多くが落選する。
菅首相退陣へ努力したとの実績を選挙民へ示す必要がある。被災民救済を道具に使用しても本音は自己保身にあります。

延命という目的のためには嘘をつくという手段を選んだ菅首相、自壊の道を選んだようです。
今回のドタバタ劇を国民はしっかりと見届けて、本当に国家・国民のためには命も
捨てることの出来る政治家を選出しなければなりません。>>

■■■今一つこうした一連の民主党の国民騙しドラマに対して
野村かつよし氏より
私見(=愚見)に対し以下のようななるほどこのような考え方=観察もあるという、目からうろこのご識見を頂戴いたしました。

■鳩山さんは「騙された」形をとっただけ
以下、野村氏のご意見をご紹介いたします。<<横浜の野村でございます。いつも貴重な情報を、ありがとうございます。
今回は反論のようで恐縮ですが、

=私は騙される方が悪いのであって、脇が甘すぎると
その結果もろくなことにならないと常に思っていますから、
この菅軍パイに驚きませんでした。=

私は、

鳩山さんは、「騙されたかった」=騙されたという形を取りたかった、
そして小沢さんも、それが分かっていた、
分かっていて、もう手段はなかった、

というのが“私の理解”です。

そもそも民主党所属議員にとって、「不信任可決」「解散総選挙」は、鳩山・小沢グループを含めて、誰も望んでいません。
所属するものの誰もが望まぬ結論は、出るはずがないのです。

■谷垣さんたちが騙されたと私は思わない。
谷垣さんたちが騙されたとも私は思いません。想定範囲という以上の、想定通りでしょう。
ごく当然の結論が出たのです。
100数議席しか与えられていない自民党にとって、まだまだ「時期」ではありません。谷垣さんはよく分かっていると思います。
おとなしすぎる、闘争心が足りない、そう煽る、一部のマスコミ・原論陣こそ、害であると思います。

もしよろしければ、偏見私論の(そうでない「論」はないと思いなすが)ご参照下さいませ。
http://www.nomusan.com/~essay/jubilus2011/06/110603.html
=皆さん、こんにちは。

昨日の衆議院「内閣不信任決議案」の結果について書いてみたいと思います。要は菅さんの圧勝であったということです。

報道では相当にきわどい勝負のように伝えられていました。産経新聞は可決の「公算大」と一面に書きました。私の希望は次の通りでした。

1. 内閣不信任案→可決
2. 解散総選挙
3. 小沢グループの壊滅的減少
鳩山さんの落選が加われば、これに優る愉快はない

■自民党は小沢とは絶対に手を組んではならぬ、
その課程で自民党は、小沢グループとは絶対に手を組んではならない、と思っていました。

結果は大差の否決でした。一瞬がっかりしましたが、考えてみれば当然の結果でした。もともとが与党内から大量の造反者が出なければ成り立たぬ話でした。しかし造反期待の小沢グループ・鳩山グループと、同盟を組むことはあり得ませんでした。(そんなことをすれば私が自民党を見限ります)。

いま解散総選挙をやれば、民主党は負けるでしょう。つまり民主党議員にとって、自分で自分の首を切る訳です。誰も望んでいません。菅さんは当然、それを見透かしていました。

鳩山さんを攻めたのは、おそらく鳩山グループは小沢さんのグループのようには纏まっていなかったからだと思います。配下が「鳩山さんに造反する」可能性が大だったのだろうと思います。振り返ったら誰もいない、というのは恐怖だったでしょう。菅さんの「復興にめどがつけば退陣」の訳の分からぬ言葉にすがりつきました。攻めたのは菅であって、鳩山ではありません。

小沢さんの立場も、実際には鳩山さんと大差ないものだったと思います。一番ほっとしたのは小沢さんだったかも知れません。菅退陣に追い込んで新党を作っても、刑事被告人の身で主導権を取れる訳でなく、自民党との連携もあり得ないとすれば、お先真っ暗だったのです。菅・鳩山会談に激怒したとも伝えられますが、事実としても芝居でしょう。

■民主党政権でモラル基準レベルが下がった
親分小沢氏へのあてつけのように賛成票を投じた松木謙公議員を民主党は「除籍処分」するそうです。当然でしょう。が、欠席した小沢一郎氏の処分は「見送り」とのことです。「欠席」というのが小沢さんらしいです。潔さとか美しさの微塵もない人です。
小沢さんは民主党に残して貰うのでしょうか。みっともないですね。

もっとも、みっともないことに平気なのが、この人たちです。小沢さんの不正政治資金は法廷で裁かれますが、鳩山さんの脱税、菅さんの外国人からの政治献金、枚挙にいとまがありません。民主党議員のスキャンダルは余りに多くて、記憶できません。あるスキャンダルが別なスキャンダルで覆い被せられるのです。
菅さんの外国人献金は、大災害によって、どっかへ押しやられました。

■6月2日の勝者は菅で、敗者は小沢です
発言したことの訂正や「陳謝」が平気なのも、この人たちの特質です。悪びれずしゃあしゃあと語るものですから、すらすら流れていくのです。マスコミは自民党政権時代と全く違う食いつきですが、余りに多すぎて、どれに食いつくか迷ううちに、次のがやってくる訳です。民主党政権になって、モラルの基準レベルが下がりました。恥を恥と思わなくなりました。

小沢一郎の政治生命に引導を渡したのは菅直人ですね。この方面におけるこの人の力量は並でないと思います。小沢さんは初めて、菅さんの恐ろしさを知ったかも知れません。6月2日の勝者は菅で、敗者は小沢でした。
 
■産経など不信任案提出をずっと煽っていた
自民党の谷垣総裁について、迫力がないとか闘争心が見えないとか、色々言われます。
私はこの人で良いと思っています。
産経新聞などは不信任案の提出をずっと煽っていました。優柔不断と批判していました。
しかし300議席以上を有する与党を相手に、出せば良いというものではないでしょう。
谷垣さんは「パフォーマンス」の人ではないのです。
世論調査で谷垣さんの人気は上がりませんが、谷垣さんの良さに国民が気づいた頃、この国は快方に向かうのだと思います。(08:16記)
 

[追記] 16:12

鳩山前首相の、
怒り爆発 鳩山氏「首相はペテン師」発言詳報
という記事が、産経のサイトに出ています。
久しぶりに大笑いしました。

本当に怒ってるのなら底知れぬ愚者と言えます。が、そんなハズはないですから、これも又「芝居」、一つの儀式ですね。格好付けでしょう。
鳩山さんは、騙されたかった、のですから。
私は鳩山さんに騙されませんけどね。

それにしても下の一節は面白いです。

政治家同士だから、口できちっと約束したことは守る。あたり前のことです。それができなかったら、ペテン師です。そんな詐欺師まがいのことを首相がやると、私は思っていない。

=野村かつよし=>>