■地道に努力する本来の日本人に立ち返ろう

私の大好きな心温まる雑誌「致知」の今月号
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わが盟友Kさんより

<<『今回の災害は大変だったが、原発事故がなければここまでではなかったのに』とは、日本人なら誰もが感じていることだと思っています。
毎日毎日汚染水との戦いをテレビで報じていますが、もう無力感で胸が痛くて・・・正直なとこ、見ていられないのです。

友達が『自分なんかが日本のこと考えても仕方ないのに、テレビ見ながら一生懸命どうしたらいいんだろうって考えているんだよ』ってつぶやいていましたが、私だってまったくそのとおりなのです。

日本は取り返しのつかないことをしてしまったと感じています。
国土を汚染させてしまって、日本のものは安全という資源のない日本にとってかけがえのない信用までも失って・・・。
しかも日本がどんなに危機管理能力がないのかも世界にさらしてしまって・・・。

たとえ想定外の津波でも、決して核を散らしてはならなかったのです。

国が栄えるためにエネルギーがどんなに必要か。それで戦争が起こっているくらいですから、核エネルギーのような効率のよいエネルギーは確かに魅力的でしょう。
でもこんなことと引き換えにしなければならないのか。
核以外の道はほんとにないのか。

そんなときにドイツが脱原発に向けて動き出したことは、まさに朗報でした。
クラインさんの『ドイツの脱原発と日本』は、そのことを詳しく書いてくれて説得力のあるものです。
日本にとっての希望なのです。

日本人は勇気を持って、新しい道を模索すべきときが来ているのだと感じています。
今回の原発事故は、豊かになることばっかりを追いかけてきた日本人に対する、神様の警告だとだ感じています。
おごりや贅沢をつつしみ、地道に努力する本来の日本人に立ち返るべき時だと。
でなければ、このまま行けば日本人そのものががだめになってしまいます。

ドイツはその先頭を切ってくれたのです。
日本は、知恵の限りを尽くして後に続くべきだと思っています。>>