■福島県飯館村前田区区長・長谷川健一さんのドイツでのスピーチ

■福島県飯館村前田区区長・長谷川健一さんのドイツでのスピーチ
 ドイツのサンタクロース、被災地の仮保育所に

◆「選ぶべき道は脱原発ではありません」─国基研意見広告
◆国のメンツ 浪費17年 仕分け「もんじゅ」存廃議論へ
◆小林よしのり氏による『脱原発論』連載が始まりました。
◆しかし櫻井よしこっていつもマッチョ軍団のボスに
◆4)「それにしても最近の自称保守の錯誤はすさまじい。
◆5)反原発運動に右も左も関係ない。
◆あれっ、これって私の『脱原発論』と大して変わらないなあ。
◆そういえば、つい最近、宮古市に住み、奇跡的助かった友人が
◆その他、聞けば聞くほど悲惨で胸が締め付けられる
◆そういえば、先日、チャンネル桜の水島社長とテレビ電話で
◆政治の貧困がこんなところで、住民を苦しめている
◆ドイツのサンタクロース、被災地の仮保育所に
◆「グーテンモルゲン(おはようございます)」とあいさつ。
◆しかも、ドイツでは、この事故を機会にさまざまな形で
◆◇◆さてもわが新著ですが
アマゾンで1読者の方が拙著『原発の謎』を読んで,感想を。
◆『大丈夫』といわれ続けてきた原発の悲惨な事故。
◆もう専門家とか有識者の意見を鵜呑みにするのではなく、
◆そのルーツは、核分裂を発見したオットー・ハーンを始め、
◆国の政策を超えて、ドイツ人の人生観そのものに
◆日本の問題点も、よくもここまで調べ上げた

                        1. +++++++++++++++

◆「選ぶべき道は脱原発ではありません」─国基研意見広告
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2481827/
を出したと櫻井よしこ氏
金食い虫「もんじゅ」問題を抱え込んでいる
福井でも講演会で「脱原発」批判インタビュー
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2391844/
をされています。
ところがここは
(参照;
◆国のメンツ 浪費17年 仕分け「もんじゅ」存廃議論へ
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011111902000022.html
<<「夢の原子炉」と呼ばれながら、トラブル続きでほとんど
稼働していない高速増殖原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)の存廃が、
二十日の政府政策仕分けで議論される。
その歩みを振り返ると、この先も膨大な国費を
浪費し続けるのかと、率直な疑問が浮かんでくる>>)

それはさておき、小学館発行「サピオ」12月7月号から
◆小林よしのり氏による『脱原発論』を連載が始まりました。
これがまた面白い!
主な発言を列挙してみると
<<1)「政財界に媚を売るマスコミ・知識人らが、
一刻も早く停止中の原発を再稼働させようと、
原発擁護の旗を全力で振り始めた。
◆しかし櫻井よしこっていつもマッチョ軍団のボスに
祭り上げられてるな。」
2)「人為ミス、あるいは自然災害で、国家を崩壊させるリスクの
ある技術は認められない」
3)「最近、自称保守派は「放射能は健康にいい」と極論を
言い出している。だったら家族ごと福島原発の20キロ圏内に
引っ越して証明すればいい。」
◆4)「それにしても最近の自称保守の錯誤はすさまじい。
もはや「原発を守ること」が「国家を守ること」になってしまった。
その理屈として挙げるのは、とどのつまりはこういうことだ。
「原発がなければ、エネルギー安全保障が保てない!」
「彼らはその「たった一度の失敗」がどんな被害を招いて
いるのか、全く理解していない。先祖伝来の土地、生まれ育った
故郷を無理矢理追われ、愛する故郷が荒廃していくのを
防ぐ手立てもない人々の気持ちを考えた形跡もない。」
5)「現実を直視しろ!まだ「日本の原発は安全」の神話を
信じているのか!?日本人の誰もが「安全神話」の
崩壊に気づいたのに、自称保守だけがまだ夢から覚めずに
惰眠をむさぼっている。日本一の平和ボケどもだ!!」
◆5)反原発運動に右も左も関係ない。
「国家の安全保障上、危険すぎるから止めろ!」
と言っているだけだ。」
6「国家国民の安寧のために、あまりに危険だとわかって
しまった以上、「危険だから原発をやめろ!」と言うのは
当たり前の話で、むしろ愛国者ならば脱原発を唱えるべきだろう」 >>
◆あれっ、これって私の『脱原発論』と大して変わらないなあ。
氏のすべての主張に同意というわけではないが、
こうした同じような考えを持っている人がいると私も心強い!です。
◆そういえば、つい最近、宮古市に住み、奇跡的に家も家族(夫は
北海道の赴任地、子供二人は学生で東京に住んでいる)も無事だった
知人が我が家にやってきました。
話を聞いてみると、想像に絶する凄惨なもので、彼女は今も、
地震と津波の恐怖が真夜中に甦り、ちょっとでも揺れを感じると、
すぐ目を覚まし飛び起きてしまうといいます
ドイツは地震がないと聞いて、久しぶりに、ゆっくり眠ることが出来たと
いうことでした。
その彼女が津波警報を知らされたのは地震が収まった約30分後で、
表に出て近所の人と立ち話をしていたときで高さは3メートルだ
というので安心していたのだそうです。ところがその後、
「いや違う、高さ6メートル」という警告が入り、
あわてて高台にある小学校へ避難したとの事。
いっぽう、外にでず、屋内にいた人たちは、
この警告を聞きそびれたらしく、逃げ遅れ、
大半が命を落としてしまったって。。
「隣の多老町では、その後の調査で、津波は一瞬38.5メートルの高さ
にまで上った事がわかったのよ」とも・
◆その他、聞けば聞くほど悲惨で胸が締め付けられるようでした。
いずれにしても、この世紀の災害の傷跡ですが、そう簡単にまだ癒され
ていない。復興もままならず、宮古市の知人も、オモテ向きは一見、
道路など瓦礫が取り除かれ、平静を装っていますが、一歩奥へ
入ると、まだまだ当時の災害のまま、瓦礫など放置された
ままだとの事です。
◆そういえば、先日、チャンネル桜の水島社長とテレビ電話で
話していて、
氏も、
「ちょうど、今、東北の災害地での取材を終えて帰ってきたところ
だけど、その災害地、たとえば、飯館村を訪れても、その辺一帯
何一つ解決されていず、風評だけが全国にとびちるなか問題は
先送りにされたまま、村長はじめ、住民は怒り心頭に達している」
との事でした。
◆政治の貧困がこんなところで、住民を苦しめているようで、
いったい日本の政治家は何のために政治を行っているのか!と
私まで怒りがこみ上げてきました。
さてもそんな中で、つい最近こんなほほえましいうれしいニュースが
飛び込んできました。
◆ドイツのサンタクロース、被災地の仮保育所に
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111206-OYT1T00639.htm
<<宮城県東松島市の鳴瀬地区仮保育所に6日、
ドイツの自動車部品メーカー「ボッシュ」
日本法人のヘルベルト・ヘミング副社長が
ドイツのサンタクロース「聖ニコラウス」の格好で訪れ、
子供たちに一足早いクリスマスプレゼントを手渡した。
鳴瀬地区は、東日本大震災の津波で3か所の保育所が被災。
園児79人は10月から、ボッシュが寄贈したコンテナハウスを
仮保育所としている。
訪問では、ヘミング副社長が「良い子がいると聞いて来たんだよ」
と語りかけると、園児は大きな声で
◆「グーテンモルゲン(おはようございます)」とあいさつ。
手渡された赤い布袋を開き、ドイツ製の木のおもちゃを
手にしてうれしそうだった。
後藤誓子所長は「本当に感謝している」と話していた。>>
◆しかも、ドイツでは、この事故を機会にさまざまな形で
この問題に関し、(日本のことだから見てみぬふりをしようと
いうのでなく、)真剣に取り組んでいるようです。
その一つが
ドイツ放射線防護協会によるフクシマ事故に関する
報道発表原発事故関連(Eisbergの日記 より)
http://d.hatena.ne.jp/eisberg/20111130/1322642242
今ひとつ、
福島県飯館村前田区区長・長谷川健一さんがベルリンで
当時の様子を次のようにスピーチされました。
(Eisbergの日記 より)
http://d.hatena.ne.jp/eisberg/20111127/1322433832

◆◇◆さてもわが新著ですが
アマゾンで1読者の方が拙著『原発の謎』を読んで,感想を。
書いてくださいました。
どなたか知りませんが、このような感想を書いてくださり、心から
お礼申し上げます。ありがとうございました。
<<なぜドイツは脱原発、世界は増原発なのか。
迷走する日本の原発の (単行本)

<<◆『大丈夫』といわれ続けてきた原発の悲惨な事故。
この事故のお陰で震災の復興は進まず、今も放射能の恐怖は
消えていない。

しかし原発をやめて、果たして日本が世界の中で生き残れるのか・・・・。
日本の選ぶべき道は・・・。

◆もう専門家とか有識者の意見を鵜呑みにするのではなく、
自分である程度のことは知っておきたい。
そんな私に、この本は予想以上の説得力を持って答えてくれた
気がします。

ドイツは、日本の原発事故であわてて方向転換したのではなく、
以前から、長期的計画で脱原発を進めていたという。
そしてそのルーツは、
◆そのルーツは、核分裂を発見したオットー・ハーンを始め、
化学者や物理学者たちが人類に向けて訴え続けてきた
遺言にあるのだと・・・。

ドイツは、核の事故だけでなく、
いまだに管理処分する方法が皆無だという放射能廃棄物の問題とも、
正面から向き合ってきた。

EUの頂点にあってもおごらず、原点を見失わないで、
コツコツと地道に自らの信念にそってわが信じる道を
歩いてきたというドイツ。
いつも危機意識を失わず、
原発の問題とも全力で立ち向かってきたドイツの姿勢には、
◆国の政策を超えて、ドイツ人の人生観そのものに
触れるようで、感動すら覚えます。

日本は豊かになったことで何か大切なものを忘れてしまって
いないか。

著者は、長年ドイツから、祖国日本を暖かくも厳しい目で
見守ってきた。
◆日本の問題点も、よくもここまで調べ上げたというほどで
私にとって原発の手引きでもあるし、
日本にとっての『希望の書』でもあるように思います。

http://www.amazon.co.jp/%E3%81%AA%E3%81%9C%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84%E3%81%AF%E8%84%B1%E5%8E%9F%E7%99%BA%E3%80%81%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AF%E5%A2%97%E5%8E%9F%E7%99%BA%E3%81%AA%E3%81%AE%E3%81%8B%E3%80%82%E8%BF%B7%E8%B5%B0%E3%81%99%E3%82%8B%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%8E%9F%E7%99%BA%E3%81%AE-%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3-%E5%AD%9D%E5%AD%90/dp/475931203X/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1315450626&sr=8-
さらに
◆アメリカ在住わが悪友グロース孝夫氏より
=「脱原発」に関するクライン孝子さんの新著
http://takaogross.blogspot.com/2011/11/blog-post.html
なぜドイツは脱原発、世界は増原発なのか。迷走する日本の原発の 謎]
本の紹介専門新聞「週刊読書人」書評
http://d.hatena.ne.jp/eschborn/20111121/1321935624
◆拙著のポイント
「次々に明らかになる真実・・・・
1」日本の経済復興を後押ししたのは原子力エネルギーだった!?
2)エネルギー争奪戦が戦争につながった!?
3)ドイツの脱原発路線は大震災前から決まっていた!?」と・・・
目次
<<図解による知っておきたい原発と放射能の基礎知識

(プロローグ)
福島原発が過去最悪の状態にあることを3.11に世界は知っていた。
 
第1章 3.11以降明らかになった”世界から取り残される”日本
第2章 誰も止められなかった唯一の被爆国日本の原発事故
第3章 福島原発事故を起こした悪しき日本の構造
第4章 世界を揺るがすドイツの「脱原発政策」事情
第5章 福島の”後”も世界での原発推進の空気は衰えない
第6章 エネルギー獲得競争に翻弄された世界史
第7章 ご先祖様の遺言がドイツを「脱原発」に踏み切らせた
第8章 日本は原発とどう向き合うべきか
(エピローグ)
日本よ、なでしこJAPANに続け!

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今年のわが4大キャンペーン
『大計なき国家・日本の末路 
日本とドイツ、それぞれの戦後を分けたもの』クライン孝子著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4396613423/chsakurajp >>
チャンネル桜二千人委員会入会のお薦め
http://www.ch-sakura.jp/579.html

他紙より面白い産経紙購読のお薦め
http://reader.sankei.co.jp/reader/

そして新著紹介 曽野 綾子著
揺れる大地に立って 東日本大震災の個人的記録
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_21世紀を迎えた今世界は混沌としています。日本もその渦て
政治経済ともに、国際的視点に立脚し欧州からの情報収集が不可欠に
なってきています。欧州の国際情勢を日記風にまとめドイツ滞在歴40余
年の経験を生かし、現地よりレポートします。
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・ 上記につきクライン孝子名抜きのメルマガの転載・発言は固く
 お断りいたします。
(なお「クライン孝子」および「クライン孝子の日記」
と明記されていれば、転載・発言は大いに結構! 歓迎いたします)
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