■Yuki von Murata 氏からのレポート その1

ミッション:インポッシブル:アリス・プロトコール 

■Yuki von Murata 氏からのレポート その1
◆久しぶりに、Yuki von Murata 氏より
◆その1ミッション:インポッシブル:アリス・プロトコール
◆1.カジノ・ロワイヤル
◆舞台:マサチューセッツとラスベガス・アメリカ合衆国
◆舞台:マカオ・中国、北朝鮮とラスベガス・アメリカ合衆国
◆1-2.カジノ建設論と規制
◆1-3.年収によるパチンコ制限
◆1-4.生活保護者・失業者の原則パチンコ禁止・・・
◆2.FX取引のトリック(一部の業者)
◆3.日本国の為替介入
◆3-2.無謀な為替介入を戦争に置き換えると
◆3-3.日本政府の為替介入には限界がある
◆3-4.日本政府の為替介入は戦略ではなくその場限りの・・・
◆3-5.対策案(一般向けに砕けた説明をする)
◆◇◆さてもわが新著について、
++++++++++++++++++++++++++++++++
◆久しぶりに、Yuki von Murata 氏より、当地欧州での
貴重なレポートが届きましたので、以後数回にわたって
お送りいたします。
◆その1
ミッション:インポッシブル:アリス・プロトコール 

おはよう、この男の名前は
チャ−ルズ・ラトウィジ・ドジソンという数学者、
論理学者兼作家である。彼は自分お名前をアナグラク
(文字の順番を並び替えるある種の言葉遊び、
または暗号)を用いてルイス・キャロルと世に
その名は知られている。
彼は不思議な国のアリスを著した。
その不思議な国のアリスは我々にとっては、重要な
ある言葉(キーワード)を語ったという。
それは、インテリジェンスの世界に限らず、政治家。官僚、
世界でビジネスするビジネスマンには必要な資質に関する
言葉であるという。
そこで使命だが、今回は不思議な国のアリスのキーワード
をカジノ、FX、日本政府の為替介入、ユーロ危機、
石油価格高騰と戦争、ウォール街のデモと
ショージ・ソロス氏の言葉、インテリジェンスなど
(について著者は論じる)から探し出し手に入れて
いただきたい。成功を祈る。
導火線に火がつく♪(本件は10月及び11月にクラインさんに
私信:A41枚の非公開文を一般向けに解説を加え再構成
した文章である。尚、今回の導入の冒頭はミッション・
インポッシブル調にした。)

◆1.カジノ・ロワイヤル
ここでは、カジノと関連が無いと思われる金融との関連を述べる。

舞台:リスボン・ポルトガル 1938-1945年
そこではバカラ(イタリア語で破産の意味)が行われていた。
参加者のメンバーに有名なフレーミング証券などの
フレーミング財団をバックに率いる超富豪一族の一員でも
あり、女王陛下の情報部員でもあったイアン・フレーミングは、
中立国ポルトガル・リスボンで、カナリス提督
(フリードリッヒ大王、クラウゼヴィッツ、モルトケ、
ビススマルクと共に私が敬意の念を抱く人物の一人でもある)
率いるAbwehr(ドイツ国防軍情報部)と水面下の情報戦を
行っていた。
大英帝国の最後の輝きがまだあった時代でもあった。
世界での大英帝国の力の終わりも近づいていた。
戦後、彼はこの実体験をベースに多少の誇張を織り交ぜ
ジェイムス・ボンド007・カジノ・ロワイヤルを世に
著した。後に映画になった。

一般論あるいは数学理論・確率論的には、カジノのでは親(主催者)
が儲けられるということを世間では優秀と言われているその国の最高の
大学を卒業しなくても、ポカーンと最近のモデルのようにお口を開けて
いるクラスで一番できの悪い小学生でも知っている“常識”である。
その上で、カジノ側の裏を教えよう。カジノ側がのカードを配布する際は、
手品のカード配りと同じトリックを用いることがよくあった。
手品のカードのトリックは自分でも勉強して練習しておくとよい。
その他にも様々なトリックはある。が、多くの参加者はそれを見破る
ことはできない。今日はコンピューターや機械によってカードを切ること
が多い。が、コンピューターだから公平とは限らない。コンピューターには
プログラムという人間の意志が入っていることを忘れてはいけない。

もし、貴方が海外でホテルを余裕で買収するぐらいの資本があるならば、
ついでにその国でカジノを自ら運営すればカジノのシステムがよく理解できる
はず。私なら運営側になるほうが確実に懐が潤うからね。それと、勝ちたければ、
信じるか信じないは別にして直感力あるいは予知・透視能力はあるといい。
これがあると、勝率は桁違いに違う。ただし、ゲームが面白くなくなるかも
しれない。また、私欲に用いると人によっては能力を失うかもしれない。
が、直観力と判断力は必要だ。

◆舞台:マサチューセッツとラスベガス・アメリカ合衆国
このカジノ側が儲けるという常識を打ち破ったのが、優秀な頭脳集団であるMIT
(マサチューセッツ工科大学)の学生達が徹底的に数学の確率論と心理学から
カジノ側からお金を得られると結論を導いき、彼らは早速ラスベガスのカジノで
試した。(補足:この作戦は一人では理論上不可能である。したがって、
読者は一人では行なわないこと。)彼等は持論と作戦は正しいと証明した。
ゲームの際にカジノ側を心理的に揺さぶるために様々な心理戦を遂行する役割
を果たすために各学生メンバーは変装や俳優や女優顔負けの様々なキャラクター
を演じた。そして彼らは、カジノ側から事実上の出入り禁止とされるまでカジノ側を
荒しまわり大金を儲け続けた。顧客が大金を損するのには一向にお構いなしなのに、
カジノ側自身の損失が続くと顧客の出入り禁止とは理に叶っていない。
今日カジノ側はこの手の攻撃からも防御できるように研究している。だから、
同じ手は使えないと見たほうがよい。

◆舞台:マカオ・中国、北朝鮮とラスベガス・アメリカ合衆国
ここで場所をマカオに移ろう。歴史的にマカオのカジノは血なまぐさい犯罪に
絡んだ中国のヤクザ集団の縄張りである。(ラスベガスのカジノはアメリカの
マフィアの経営から始まっている。)マカオが中共に返還される前にも、
中共政府が手を焼いた犯罪集団であり、事実、押さえ込む事はできなかった。
古いファイルや映像を見れば、不衛生かつ治安もよくない場所で気軽に一般人社会人
が遊ぶような場所ではないことがわかる。カジノをする前にそのようなことは“常識”
として知っておくことだ。今日のマカオは外見上綺麗なホテルを併設したような
小奇麗なカジノからは想像できないだろうがね。言い換えると、犯罪集団もお金が
集まれば厚化粧して世間を誤魔化しているだけだ。所詮は、聖書の大いなるバビロンの
娼婦となんら変わらない。

私も何十回も飽きるぐらい香港経由でマカオへ行く。一度だけカジノを見学した
ことがある。賭けはしない。客層は古き時代のマカオのギャンブラーと大して変ない、
そのオーラ−もほとんどさえない。昼間から魂の抜け殻か浮遊霊のような感じだ。
ヨーロッパのようなある種の社交場でもない。

例えば本物のヴェネチアを知る者にとってマカオのヴェネチアンのヴァーチャル・
ワールドには呆れた。フロアにヴェネチアを真似た運河と偽イタリア人による
ゴンドラと店には興味深いが苦笑した。それらはカジノ同様に薄っぺらいものだ。
例えるなら本物のヴェネチアがこの世に一つしかない値段をつけられない美術品
とすれば、ヴェネチアンは1-2ユーロショップの商品のようなものだ。
(ラスベガスにもある。)中国人にとってはロマンティクなのかもしれない。
ここでは、カジノにいる人々から一日20-30億円の売上がある。
収益の40%は税金として中共政府に毎日納められる。ここのオーナーはアメリカ人
のカジノ王であり個人資産は約2兆円である。

そのような怨念が集まっているようなブラックホールのような場所よりは、
マカオの有名かつ伝統的な牛乳プリンを食べる方がお金を払う価値もある。

飽きない素朴な美味しい味を楽しめる。それと、マカオ・ポルトガル料理と
ワインだ。

北朝鮮そして日本の暴力団ヤクザとの強い繋がりがある。
(前回クライン孝子の日記2007年7月10日投稿:北朝鮮の偽ドル札と
マカオのバンコデルタアメリカ等参照)このような連中の手先の案内人ジャンケット
(その多くはヤクザ者)が指南するマカオなどのカジノでおだてられハイローラーと
してお遊びをすれば、骨までしゃぶられ結果になる。また、彼等が用意する女など
サービスや人的交流でそのプレイヤーが政界と強い繋がりがあるならのその国の情報
も中共や北朝鮮に意識的あるいは無意識レベルで流れる可能性が大いにある。
(カジノ側による一種のハニートラップだ。重要事項:従って、
私がカウンター・インテリジェンス(防諜)側なら国家や政治家の情報が中共や
北朝鮮に漏洩していなかったかこの点を尋問する。)カジノ側の蛇の道を歩む彼らの
地獄への心理戦に乗せられ、手玉に取られていることに気がつかずに、
羽目を外してのめり込みお遊びするべきではないということだ。

また、日本の億万長者程度(タクシス、ロスチャイルド、ロックフェラー一族などの
代表的な超大富豪や大資本家でない者:日本人の感覚の意味で述べていない。
欧州の感覚の意味で述べている。)が戯れるところではない。それと、ラスベガス、
マカオで負け続けていたので、シンガポールへ移ったとしても、同じマカオの民営の
業者がシンガポールで運営しているから意味がない。つまり、マカオでの大金を使った
“カモ”だとシンガポールのカジノ側に親切に連絡してくれる。賢明な読者は気を
つけることだ。

私も、全くカジノで遊ばないということはない。友人と一緒にお付き合い程度に
中央欧州、北欧、バルト海上、オーストラリアなどで10本の指で数えられる程度
したことがない。基本的に賭け事には興味がない。が、当時はマシンの癖を見つけ、
ディラーの心の襞(ひだ)に侵入して、友人共にと毎回最高級ホテルの
最上ディナーコース程度の金額をゲットした程度のささやかな戦勝歴しかない。
これらの地域では敗北歴はない。勝利の頂点で去っていた。
が、他のエリアで一度だけ損ししてもいい初期投資の掛け金である為替レートで
10ユーロ程度だけ癖や盲点を十分解析できず負けた。そこで辞めた。
つまり、有名な「父から子への手紙」の中にあるように自分の身の丈に合った程度、
身を滅ぼさない程度、ささやかなお小遣い程度で冷静に楽しく遊ぶということだ。
負けたら屈辱感を冷静に見つめ退出することだ。カジノような狭い世界で自尊心を
満たすような英雄になっても世間ではだれもそのようなニュースは聞かない。
つまり注目も尊敬もしない。むしろ、大金を失なった時に世間はそれなりの社会的評価
あるいは社会的制裁を下すニュースとなる。

◆1-2.カジノ建設論と規制
日本国ではカジノ建設論があるが、私はドイツ連邦共和国・ヴィスバーデン
(フランクフルト・アム・マインの隣の都市)ような公営カジノ、モナコ公国
のような国営なら賛成する。が、パチンコのような民営、マカオ、シンガポール、
ラスベガスのような民営には反対する。特に日本国の場合はパチンコ経営者がカジノ
に参加することは強く反対する。できることなら、民営のパチンコを廃止し、
公営のカジノ制に移行することを望む。

また、賢明なシンガポール政府のように自国民(外国人除く)
には高額90SIN$のカジノの入場料支払いを義務化するか、日本のタバコ購入カード
のよう形で発行して、収入による年間掛け金上限の設定することを望む。

◆1-3.年収によるパチンコ制限
ここで、パチンコについても述べる。現行のパチンコを継続するなら
上記のようなタバコ購入カード制度と年収による借入金制限のようなパチンコ
制限額を兼ねたカードを導入を提案する。つまり、借金してまでパチンコで
一日中遊び、社会生活を壊すような者、あるいは遊ぶために犯罪を行う者が出る事を
予防することを目的とする。パチンコを行う者がパチンコで得た利益分のみカード
に計上、その分のみ再度パチンコできるようにするかそこで換金する。
換金後は再度お金を払ってもパチンコカードには計上できないなど設けるなども
兼ねることを希望する。

◆1-4.生活保護者・失業者の原則パチンコ禁止・・・予算の現実的な仕分け方法
さらに、生活保護者の中には、国民の税金である生活保護金をもらってパチンコな
遊びなどに熱中する者も中にはいると聞く。したがって、生活保護者、失業手当受給者
などはパチンコカードの使用は原則不可にするような動きを日本政府の政治家に望む。
これは、同時に段階的にパチンコ業界を縮小される手段にもなる。
お断り:予想される意味不明の人権団体の主張は無視する。税金あげて遊ばせるほど
日本国の財政は豊かでない。

パチンコ献金議員の諸君は嫌がるだろうがね。彼らがどのような言い訳を言うか
楽しみだね。気の利いたセリフをお楽しみにしているよ。パチンコ献金議員の諸君!

さて!(指で「パッチン!」と鳴らして、側面から三角錐の突起物が数本ある
地球外デザインのようなワイングラス(贈り物)で*蜂蜜酒を飲みながら)
ここで、為替介入とユーロ危機についても述べよう。
もう一つグラスには読者のために。*:文末PS参照

◆2.FX取引のトリック(一部の業者)(ここではFXにおける運営はある点でカジノ
と共通点を簡単にふれてみる。)
個人的に巨大組織で職務上外国為替に少し足を突っ込んでいた。それ故、
上田ハローのような優秀な組織がどのように運営しているかはある程度理解できている。
前回の為替に関する投稿参照。さて、個人のFX取引が最近流行っているが、
利益を得ている顧客は少数である。全ての運営会社ではないが、FX運営する企業の中には、
為替の売買である種のトリックを顧客に判らないように、様々な方法で運営を操作する
事はある。例えば顧客がある値で張っている場合は、当然ながらオンライン上で
運営側には明らかに判っていることから、その顧客が張っている値が運営会社にとって、
美味しい利益にならない結果となるのであれば、タイムラグ等を用いて顧客の損失
になるようにする操作をすることはあり得る。もちろん、このような操作が顧客や
外部から明らかに判断できるような操作はしない。判明させたいならば、内部告白、
内部にエージェントを送り込むか、政府から合法的な許可を得てハッキングなど
しない限り判明しにくいシステムになっている。

つまり、為替の世界を中途半端あるいは運営会社の説明のみを鵜呑み、
あるいは為替を理解していない素人が、友人がやっているから、あるいは流行、
宣伝、己の安易に儲けたいという「貪欲な精神」で参加すれば、場合によっては
カジノ同様に大ヤケドすることはあるので注意することだ。
事実そのようになった人々も数多くいる。

そして、この世界でも成功したいなら“直感力”はある程度必要とされる。
例えば、アメリカ合衆国では相場取引に関わる者の雇用の際などは、
MBAを収得した大学出の理論武装した者よりも、よけいな理論武装されていない
*“脳”高卒程度の“直観力がある人間”を雇い叩き上げ育成する企業も中にはある。
FXで失敗する程度の能力しかない者が、カジノで損失を取り返そうと発想することは
本末転倒である。*:理論脳と直感脳を両立させたたければ意図的に分断することが必要。

◆3.日本国の為替介入

3-1日本国の為替介入
ここでは日本国の為替介入はカジノでカモにされているプレイヤーと同じだと
いうことを述べる。

国際金融の世界も実はカジノの世界と大差ない。為替の世界は既に過去に述べている
(2010年11月中頃)参照のこと)

財務省の役人は7兆円の“日本単独の為替介入”効果が期待したように出ないので
首をかしげ、うなだれていた映像が世界に流れていたと報告があった。当然だ。
ドジョウ総理も財務省も為替の世界を理解していない。それはラスベガス・マカオ・
シンガポールなどのカジノでバカラ(破産)に数百億円注ぎ込んだ“浪費”
となんら変わらない。おめでたい行為である。

財務省の指南を鵜呑みした某国某財務相が「気がすむまで為替介入する。」
と仰せになられたようだが・・・。「我々の考えにも及ばない見事な為替介入。
いや、恐れ入りました。さぞ、ご満足の事と!心より今回の巨額な投入の英断に
敬意と祝福を申し上げます。貴殿の今後のご活躍を楽しみにしております。」
と祝電を受け取っていることと思う。
(行間を読むかそれを深読みとするかは読者の判断にお任せする)

◆3-2.無謀な為替介入を戦争に置き換えると
さて、7兆円の為替介入というは戦争に置き換えると、多くの国民が戦死したのと
同じである言える。また、7兆円を注ぎ込む事は相手にその利益(エネルギー)
を与えることにもなり、相手が再び攻撃できるようにさせている。
将来、本土決戦でより多くの国民が戦死(社会的な死:景気の悪化、倒産、失業、
給料削減、就職難など)することを導いたのと同じ位愚行であり、本来は責任が
問われるはず。犠牲となるのは国民というわけだ・・・。実際に死者が目に見える
ような出ていないから、わかりにくいだろうが(また、為替介入しない円高による
経済悪化の方が大きいのではという意見もあるだろうが、そうではない)、
いずれにせよ、日本の経済成長がマイナスに転じ、社会的に死ぬ者
(倒産、失業、給料削減、就職難など)が増えるという意味だ
。いま、現在多くの国民がわからなくてもそうなる。そうなってから読者は
この文章の警告を思い出すだろう。その時は時既に遅き・・・歴史は繰り返される・・・。

◆3-3.日本政府の為替介入には限界がある
日本政府といえ、為替介入する資金にはいずれ限界があるということだ。
ピストルに例えるならば、後、撃てる弾には7-8発(7兆円ベース試算)
しか残っていない。しかも、全弾を撃って空にして万歳突撃する訳にはいかない。
後、せいぜい2‐3発(為替介入)が限界だろう。このことは、国際的な為替の世界
(相手はマシンガンと例えてもいい)では見抜かれているはず。
(以前は、クラインさん宛て私信にて本件は日本政府には不利になる事実として
非公開をこちらから希望した。しかし、余りにも愚行な為替介入を繰り返す故公開する。)

◆3-4.日本政府の為替介入は戦略ではなくその場限りの結果として無謀とも呼べる
戦術である。ここでもし、ドジョウ総理に軍師がいると仮定して、プロファイリング
すれば、その人物は表面とは別に実は日本国のことなど考えていない。
己とその組織の保身とアメリカ合衆国の顔色を窺っている。そして権力を傘に
着た人物だろう。その人物は本人の意図とは逆に結果として、現状を甘く認識しており
日本を崩壊に導いている。該当する人物を特定する気はないが高い確率で存在するだろう。
ドジョウ総理の能力から判断しても。コントロールを失っている。
民主党の粋を集めた代表とは言え、所詮操り人形か・・・

ここで、話題を少し変えよう。数学の世界ではリーマン定理(個人的には懐かしい。
関連する関数は暗号などにも使用されることもある。)があるが、数学者達は
長年解けないでいた。が、ある時に異分野の物理学者が、素数と原子核には関連
があるのではということから、この定理の解決のある一定の糸口を
見つけたように(まだ証明されていない)、物事を金融という視点だけで
見ると見えるものも見えなくなる。あるいは、人間の目は同じ物を見続けると
脳が見ることを停止させ、脳が錯覚を起させることがあるように、
考えているようで、結果として考えていないことがおこるのかもしれない。

上記の事に関連させて、話を戻そう。つまり、日本の財務省の役人達は確かに
優秀で金融のことに精通してはいる。だが、精通の意味が異なる。
例えるならば、戦場の空軍に置き換えると、戦闘機の操縦、ターゲティング、
攻撃などの技能や戦術には確かにエース(撃墜王)級に精通している。
しかし、それは軍の参謀長に必要な戦略ではないということだ。財務省の多く
の方々が金融論などに精通している(確かに精通している)と自負しているが故に
、戦術を戦略と勘違いしている。戦略を立てていない。彼らは戦略を立てている
というが、シャハトやジョージ・ソロスの言う金融における戦略の意味を理解して
いない。これがジョージ・ソロスの言う、「日本人は金融に向かない。」
という意味の「一つ」である。と指摘しても、財務省の役人は理解できないだろう
と言うのが、国際金融に携わる者達の共通した意見である。 
むしろ、防衛省や総合商社の方々のほうが容易にあるいは瞬間的にこの指摘を
理解できるだろう。同時にこれは日本への“警告”でもある。

その警告として、金融・財務に“疎い”ドジョウ総理はこのままでは間違いなく、
日本の歴史で経済に打撃与える失策を行った政治家と名を残すことになるだろう。
日本国民は忍耐力が爆発まで数年辛抱しなければならないだろう。
序曲として2012年の日本の景気は後半からマイナスが予測される。
円高は時間の問題でいずれ75円を割る可能性が極めて高い。
だが、それはあくまでも序曲だ。これからの激動の時代にドジョウ総理には
サバイバルできない。

◆3-5.対策案(一般向けに砕けた説明をする)攻撃による被害は避けられない。
いかに被害を少なくできるかという防御能力を強化せよ。

現状ある法律を拡大解釈し適応するか、新たな法案を作成するしかないが、
7兆円の為替介入(基軸通貨のドルはただ輪転機で大量に印刷されるだけであり、
その紙のドルを買っている)を行なうのであれば、確か、日本国政府は農家に
数百万円の補助金を支給(財源は関税・税金など)しているはず。そこで、
例えば、日本の中小企業(計画倒産や業務内容が不明の暴力団による企業などのぞく)
に荒っぽく言えば無期限、無利子の貸付、返済はいつでもよいという条件で貸す。
事実上は返済しなくてもよい。但し、補助金を貰った農家が長い間海外と競争
できるように体質改善していないような状況にさせるのでなく、最先端技術を
持つ中小企業に海外とコストなどで競争力を強化できるように大幅な研究開発、
設備投資などに投資させる条件で支援し、これから起こる世界情勢(攻撃は避けられない)
に対応(防御)できる国家の産業体制にすることが賢明である。前回の繰り返しであるが、
重要なのはこれから大きなダメージを受ける貧弱な防御力の状態のままにするのか、
最小限のダメージに抑えられるように防御能力を高めるかである。
犠牲を少なくする方法を探ること、それこそが日本の政治家に求められる
ことである。
4.ユーロ危機に続く

◆◇◆さてもわが新著について、
◆私の大好きな雑誌「致知」新年号
http://www.chichi.co.jp/
でも書評が、掲載されました。
なお
◆アメリカ在住わが悪友グロース孝夫氏より
=「脱原発」に関するクライン孝子さんの新著
http://takaogross.blogspot.com/2011/11/blog-post.html
なぜドイツは脱原発、世界は増原発なのか。迷走する日本の原発の 謎]
本の紹介専門新聞「週刊読書人」書評
http://d.hatena.ne.jp/eschborn/20111121/1321935624
◆拙著のポイント
「次々に明らかになる真実・・・・
1」日本の経済復興を後押ししたのは原子力エネルギーだった!?
2)エネルギー争奪戦が戦争につながった!?
3)ドイツの脱原発路線は大震災前から決まっていた!?」と・・・
目次
<<図解による知っておきたい原発と放射能の基礎知識

(プロローグ)
福島原発が過去最悪の状態にあることを3.11に世界は知っていた。
 
第1章 3.11以降明らかになった”世界から取り残される”日本
第2章 誰も止められなかった唯一の被爆国日本の原発事故
第3章 福島原発事故を起こした悪しき日本の構造
第4章 世界を揺るがすドイツの「脱原発政策」事情
第5章 福島の”後”も世界での原発推進の空気は衰えない
第6章 エネルギー獲得競争に翻弄された世界史
第7章 ご先祖様の遺言がドイツを「脱原発」に踏み切らせた
第8章 日本は原発とどう向き合うべきか
(エピローグ)
日本よ、なでしこJAPANに続け!
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%AA%E3%81%9C%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84%E3%81%AF%E8%84%B1%E5%8E%9F%E7%99%BA%E3%80%81%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AF%E5%A2%97%E5%8E%9F%E7%99%BA%E3%81%AA%E3%81%AE%E3%81%8B%E3%80%82%E8%BF%B7%E8%B5%B0%E3%81%99%E3%82%8B%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%8E%9F%E7%99%BA%E3%81%AE-%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3-%E5%AD%9D%E5%AD%90/dp/475931203X/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1315450626&sr=8-
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『大計なき国家・日本の末路 
日本とドイツ、それぞれの戦後を分けたもの』クライン孝子著
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チャンネル桜二千人委員会入会のお薦め
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そして新著紹介 曽野 綾子著
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若宮健著
「カジノ解禁が日本を亡ぼす」
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%AB%E3%82%B8%E3%83%8E%E8%A7%A3%E7%A6%81%E3%81%8C%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%82%92%E4%BA%A1%E3%81%BC%E3%81%99%EF%BC%88%E7%A5%A5%E4%BC%9D%E7%A4%BE%E6%96%B0%E6%9B%B8%EF%BC%92%EF%BC%95%EF%BC%95%EF%BC%89-%E8%8B%A5%E5%AE%AE-%E5%81%A5/dp/4396112556/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1323434820&sr=8-1
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_21世紀を迎えた今世界は混沌としています。日本もその渦て
政治経済ともに、国際的視点に立脚し欧州からの情報収集が不可欠に
なってきています。欧州の国際情勢を日記風にまとめドイツ滞在歴40余
年の経験を生かし、現地よりレポートします。
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