■フランクフルト音頭は昨年日独交流150周年記念式典から生れた

■フランクフルト音頭は昨年日独交流150周年記念式典から生れた

◆先週土曜日6月30日は、エネルギー石炭政策にとって時代を象徴する日
◆1945年、第二次世界大戦でドイツが敗戦するや、
◆ではなぜランスがこの炭鉱地帯をドイツへ返還することにしたか
◆一つは元炭鉱事務所が新しくレストランとしてスタートするというので
◆二つは夕方5時からザールランド州大学における特別講座卒業式=終業式。。
◆三つはこのあと、盆踊り!が大学の広場で公開された。
◆その評価ですが、少なくとも私の耳に入ってくる限りでは、
◆そうなのです。われら庶民の思っていることって、みな同じなのです。
◆フランクフルトでなでしこ世界一!
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◆先週の土曜日6月30日は、ドイツの19世紀半ばから始まった
エネルギー石炭政策にとって、時代を象徴する日となりました。
フランス国境に接しているザールランド州ではこの日、石炭町として
260年の歴史を持ち、ドイツ近代産業を支える町として、重要な役割
を果たし、発展してきたこの町の灯が消されることになったからです。
豊富に石炭を産出する炭鉱町だっただけに、しかもフランスの国境と
接しているだけに、この炭鉱町は、常に独仏の争いの町としても
注目されてきました。
◆1945年、第二次世界大戦でドイツが敗戦するや、即フランスがこ町を
占領し、フランスの支配下に置いたのもこの地方で豊富に産出する石炭を狙って
いたからです。その後、すったもんだの独仏というより、ドイツに
帰属したいこの町の住民の切なる念願がかなって1957年
ようやくドイツに復帰し、サールランド州とし生き残ることをが許されました。
ちなみに、産業の要所であった。フェルクリンゲンの製鉄所跡は、ユネスコの世界遺産に登録されています。

◆ではなぜランスがこの炭鉱地帯をしぶしぶながらも手放してドイツへ返還することにしたか。理由は、このころから、フランスはエネルギー政策を石炭から原発へと舵をきりかえたからで
1963年初めて原発稼動を実施して以来、この国の原発開発は、急ピッチに進められ、今ではアメリカに次ぐ第2の原発大国となり、
その国に石炭など必要=重要ではなくなったからです。
しかも原発を作るにあたって、最初は意図的にドイツ国境近くに作り、ドイツをけん制していました。ザールランドもその例に漏れず、仏カーテノン原発はまさにザールランドの目と鼻のところにあり、ザールランド人にとっては、余りいい気持はしないらしく、そんな小言を今回も、彼らの数人から聞きました。
いずれにしろ6月30日を機にザールランドは炭鉱の町としての看板を
おろすことになりました。
そこで、当日私は、フランクフルト日本総領事重枝ご夫妻とザールランド大学日本語講座主任教授ボイガート立子氏のお誘いを受けて、大事な行事があるからというので当地へ行ってまいりました。
その行事とは
◆一つは午前中、元炭鉱事務所が新しくレストランとしてスタートするというので
浴衣姿による重枝総領事と州文化大臣によるキチンでの「相馬の包丁」を使っての
料理プレゼンテーション(数紙によるインタビューや雑誌社による
写真撮影もふくめ)
◆二つは夕方5時からザールランド州大学における日本語学生約100人と中国語学生約50人による特別講座卒業式=終業式。。
日中両国総領事による祝辞、ならびに担当局長の挨拶がありました。
この講座は1年前から毎週土曜日に開く特別教室で、担当のボイガート立子さん
によると日本語習得の若者(高校生と大学生)が日本語に興味を持ったのは
日本語のマンガからだそうで、これに注目した彼女は、日本の質のいい
マンガを教科書に彼らに日本語を教えてところ、大好評で、生徒たちの日本語上達度も速く、しかも抜群だったとのこと。
最初はマンガでの講義だというので批判した教授も幾人かいたが、気にせず押し通した結果、聴講生は増えるばかりで、近頃は、彼女の講義をむしろ、評価する
傾向にあるとのこと
◆三つはこのあと、この日の締めくくりとして、フランクフルトから数台マイカー
乗り合わせ応援にやってきた、コスプレのドイツ人の若者、さらに日独有志数10名(若者が多かった)による浴衣に着替えての盆踊り!(フランクフルト音頭、
東京音頭、相馬音頭)が大学の広場で公開された。
3度目からは見物の人たち(5歳くらいの幼児や小中学生も、大人たちに交じって
踊っていた)も仲間に入り4重5重の輪になって踊り、にぎやかなこと。最後は拍手喝采で締めとなりました。
私が感心したのは、重枝総領事夫人が、自ら先頭に立って最後まで参加者のためにあれこれ指示し、世話し、後始末をするなど、下働きに徹して汗を流されていたことでした。
これまで公邸といえば、ほんの一部のお偉い人たちによる(閉ざされた)情報交換=社交?の場というのが我々フランクフルト在住庶民の印象だったのですが、
どうやら、重枝夫人の到来によって、この従来の慣習=常識が壊されてしまった
ようです。
◆その評価ですが、少なくとも私の耳に入ってくる限りでは、「最初は戸惑ったけど、
私みたいな者にも、ときどき夫人自ら、電話があって『あす、公邸の庭で
盆踊りの稽古をしようとおもっているのですが、都合が付きそうだったら、
いらっしゃらない?』お声がかかるの。公邸といったら、我々庶民など
手の届かないところが常識で、これまで30年近く一度も招かれたことなどないのに、面食らってしまった」。
今一人は、「総領事夫妻とは面識などなく、フランクフルトの有志でもなく、役職もしていないのに、とつぜん、ザックバランに『お話しませんか』という招待状が届いてびっくりして、
反射的に『わたしでもいいのですか』と、総領事館に電話したの。で、緊張してお会いしたところ とても気さくで、エリートぶるでもない。、あのような方なら、もっと長く、5年でも10年でもフランクフルトにいてほしいなと思ったくらい楽しかったわよおお」
◆そうなのです。われら庶民の思っていることって、みな同じなのです。
というわけで、
(参照:)
閑話休題;東日本大震災とフランクフルト日独交流150周年記念行事http://d.hatena.ne.jp/eschborn/20111012/1318405778

ザールラント州首相への総領事表敬・・・首相就任後初の表敬、有意義な意見交換を実施(平成24年6月27日)
http://www.frankfurt.de.emb-japan.go.jp/jp/uberuns/aktivitat2.html#20

◆フランクフルトでなでしこ世界一!
2011・7・17 
http://www.youtube.com/watch?v=ZaqBS0cdh8s&feature=related
なでしこ世界一!スタンドから、そして祝勝会 120627
http://www.youtube.com/watch?v=KjA9jxhARGA&feature=relmfu
快進撃は止まらず 日本、笑顔の世界一
http://www.kyodonews.jp/feature/nadeshiko/2011/07/post-20.html

◆フランクフルト音頭
http://www.youtube.com/watch?v=B3BWdmBN0OM

日独交流150周年記念 盆踊り大会
http://www.ima-earth.com/contents/entry.php?id=201171723844
フランクフルト:マイン川沿いの散歩
http://www.youtube.com/watch?v=ifuTFCRVHN8&feature=related
フランクフルトのクリスマスマーケット2008
http://www.youtube.com/watch?v=RViOeo7Tpg0&feature=related
ドイツのXmasマルクト2011 (ドイツ観光局HPから
http://www.aki-alltech.co.jp/japanese/right7.files/vjdg_slide )

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_21世紀を迎えた今世界は混沌としています。日本もその渦て
政治経済ともに、国際的視点に立脚し欧州からの情報収集が不可欠に
なってきています。欧州の国際情勢を日記風にまとめドイツ滞在歴
40余年の経験を生かし、現地よりレポートします。
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