■ YUKI von MURATA氏より「日本のメディアの劣化」

◆小さな蝶の羽ばたきが、地球の裏では竜巻(あるいは台風
◆慇懃無礼な表現だとドジョウ首相は国民への政治的公約など眼中になく、
◆この報道は報道記者の思考力が劣化したことに原因がある。
◆メディアは国民愚民かする方向でなく、啓蒙する姿勢を!
◆英国の大手バークレー銀行の不祥事が下手すると日本の経済にも悪影響!
◆今一つ1読者より
◆上記の2点を捉えても、日本政府の弱腰姿勢が顕著
◆この国家存亡の時に、両舷側に穴が空いた日本丸の上甲板で
◆◇◆
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■ YUKI von MURATA氏より
<<日本のメディアの劣化
◆小さな蝶の羽ばたきが、地球の裏では竜巻(あるいは台風
になることがある。・・・カオス理論より

ドイツ連邦大使館をはじめ各国大使館にはその国のメディア情報を
大使または本国政府に報告するセクションがある。
仮にそのセクションの担当官が日本の10日のメディアニュースの中で、
橋下大阪知事が「首相は凄い。」と発言。橋下知事は変したと、
単純に右から左に報告した場合はその担当官の質を高く評価はできない。
優秀な報告は同報告と共に、橋下知事の政策方針はドジョウ首相とは
一致しないので、この発言の真意は政策は一致しないが、
首相が抱く政治目標を実現化する行動力あるいは粘りがあるという
意味での発言と判断する。
(日本的に表現するならドジョウ首相は根性がある。
◆慇懃無礼な表現をすれば、ドジョウ首相は国民への政治的公約など
眼中になく、己の政治的目標を国民のためだと公言し、
かつてだれも見たこともないような-悪趣味な花を咲かせようと
している。本当に大した大将だ!)のようなコメントまたは
情報分析の添付は必要であろう。
でなければ、大使または本国も混乱しかねない。

さて、上記ののことを頭に入れて、検討してみよう。
日本の報道を何気なく眺めていると、
10日橋下大阪知事がドジョウ首相は「凄い」と発言したこと
について、
日本のメディアは橋下知事が豹変したかのように大々的に報道している。
これを受けて自民党の間で報道を真に受け取り、
「橋下知事はころころかわるからな」とのコメント等が伝わる
(しっかりしてください自民党さん)。
◆この報道は報道記者の思考力が劣化したことに原因がある。
橋下知事の番記者ならば思考、行動様式、プロファイリングから
発言の真意、あるいは豹変した故の発言なのか疑問が
生じなければならない。そして確認が取れるはずである。
繰り返すが、発言の加工でなく、発言の言質について再確認を
とればよいのだが思考停止状態で、ただ発言を垂れ流していると
いうことだ。

これはお粗末なカオスレベルであり、このような報道のレベルに
頼らなければならない、あるいは付和雷同させられる日本国民は
哀れな犠牲者と言えるかもしれない。
◆メディアは国民愚民かする方向でなく、啓蒙する姿勢を持たなければ
ならないはずが現実は劣化している。

同じような報道が、過去の石原東京都知事の前後発言を意図的に
カットして、あるいは文意を汲み取る力がないのか、発言の一部を
取り上げて大騒ぎしたのと同じ位お粗末なことである。
今回の報道も同様であった。

11日、橋下大阪知事は、メディアの取材に対して、
ウェブなどで既に述べていますが、(メディアの誤解であると
発言している。)内容は冒頭でのべたように、政治的理念は別ですあり、
政治目標に突き進む行動力を評価したのだと伝えている。

パンダの赤ん坊の死亡に1時間も繰り返し報道したいのは、
視聴率の獲得という商業ベースの理由も理解できないでもないが、
◆英国の大手バークレー銀行の不祥事が下手すると日本の経済にも悪影響が
及ぶかもしれないと報道する日本のメディアには少ない。
認識力がないことが残念でもある。
これにはメディアだけでなく日本国民の無関心あるいは教養にも
原因があるのだが。

冒頭のカオス理論のようなことが起こらないとは断言できない。
故にメディアの報道は重要な責務が国民にはある。
それにメディアに強く期待する。
敬具
YUKI von MURATA>>

◆今一つ1読者より
<<最近、頓に気がかりなのは政府の弱腰の軟弱姿勢、
更には、マスコミの腰抜けの媚外報道姿勢である。

クリントン米国務長官の・・・
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120709/amr12070912340000-n1.htm

事実に反する発言に対して、日本政府の反論コメントはなしである。

又、ホワイトハウスの報道官は・・・
http://sankei.jp.msn.com/world/world.htm

◆上記の2点を捉えても、日本政府の弱腰姿勢が顕著である。
日本の領有する尖閣諸島に関して、米国は中韓に媚びを売るに等しいコメントを
何らかの含みを持って意図的に発信している。

筆者の深読みでは、次のような解釈にならざるを得ない。

オスプレイの沖縄配備が難航していることに対する意識的
ビン・ボールだろう。
その奥には、TPP問題も含まれているに違いない。

日本のマスコミは、日本政府の発信する情報の報道には
決まって、相手国の意向を汲むコメントを必ず追加する。
曰く、「相手国が強く反論するだろう」
曰く、「何らかの行動を起こすだろう」
曰く、「曲せ球で対抗するだろう」
などなどである。

何故に、日本のマスコミは、相手国の反論を歓迎するような、
相手国を煽動するような、ご機嫌取りの知恵をさずけるような
コメントをわざわざ差し挟むのだろうか?

日本は、今、欧米諸国は無論のこと、中韓も含めた多国籍の外交部から
もぐらたたきの状態に貶められている。

◆この国家存亡の時に、言い換えれば、両舷側に穴が空いた日本丸の上甲板で、
ルーピーはトランプにうつつを抜かし、小沢は囲碁に興じている有様である。
鳩山は、手持金庫を下げた母が後ろに控え、なんの悩みもない結構なご身分、
小沢は、離党以後(囲碁)のことで頭は一杯、別居中の妻なことも忘れ、
況して言わんや、日本の国のことも、岩手のことも、意識の隅にすらない。

こんな政治家を誰が選んだ!
次の総選挙ではしっかり候補者を吟味する必要がある。>>
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_21世紀を迎えた今世界は混沌としています。日本もその渦て
政治経済ともに、国際的視点に立脚し欧州からの情報収集が不可欠に
なってきています。欧州の国際情勢を日記風にまとめドイツ滞在歴
40余年の経験を生かし、現地よりレポートします。
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