■友人松岡道世さんのお里が先日の九州の災害で・・・

■友人松岡道世さんのお里が先日の九州の災害で・・・
息子をドイツの徴兵に送って(2)永冶ベックマン啓子

◆友人松岡道世さんより九州での先日の災害で
◆12日、早朝、阿蘇の友人より、電話
◆未明、午前2時3時位に我が家が・・・
◆阿蘇、菊池地方は、農産物の盛んな地方なのに
◆こんな異常気象がどうして、各地で続くのか
◆息子をドイツの徴兵に送って(2)永冶ベックマン啓子
◆「自分を管理する事をまず勉強しなさい」、と父親
◆「これから3ヶ月間体力の限界まで鍛えるから、その覚悟を」
◆朝 起床時間は、4時45分、就寝は22;30分
◆銃磨きと、靴磨きは毎日で、完璧なベッドメーキング、
◆掃除、清潔好きで、整理整頓が上手いのはドイツ人が文化の
バロメーター
◆整理整頓は、自己管理能力の1つ
◆自分の大切な人生を、貴方任せにしないで、自分で自己管理
◆衛藤晟一議員のテレビ出演のお知らせ

◆◇◆
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◆友人松岡道世さんより九州での先日の災害で
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120712/k10013528711000.html
3県で依然270人孤立
http://jp.reuters.com/article/kyodoNationalNews/idJP2012071701001955
早速メールが入り、ご返事したところ、折り返し松岡さんから
電話が入り『孝子さんの声が聞きたくて』とのこと。
心配していたのですが、運命に任せるしかないという
淡々とした心境を語ってくださりほっとしました。
以下は彼女からのメールです
<<コンバンワ
思いがけない事に心が落ち着きません
◆12日、早朝、阿蘇の友人より、電話がありました。
昨夜から、物凄い雷と恐ろしい大雨が降り続き、生きた心地が
しない始めての経験だったそうです。
阿蘇市の各地区で、床下、床上浸水や堤防のけっかい、土砂崩れ等で
大変だったそうです。
川が氾濫し、道路は寸断されて、危険な場所が増えたそうです。
◆未明、午前2時3時位に我が家が山からの流木や、岩、鉄砲水の圧力で見る影
もない惨状で土砂に飲み込まれてしまったそうです。
幸い、無人屋敷でしたので、人的被害はありませんでしたが、家とお墓は
埋もれてしまっています。
拙宅の真上に福岡から、田舎暮らしのご夫妻が、愛犬とログハウスを建て
満喫されていました。そこのご自宅が土砂崩れで流されて、拙宅が
影響を受けたそうです。安否は不明です。
家の近所の一人暮らしの女性宅は、家もろとも、崩れ落ち、女性の安否は
不明です。 他では、母屋はどうもなく、数メートルの牛小屋、鶏舎が
跡形もなく土砂の中ですが、そこは留守でしたので、家族は無事です。
早く、避難された一家は助かっています。自衛隊を要請しているとも、
聞いていますので、復旧が早く、行われることを
願います。
比較的、軽い被害の人達は、地区の炊き出しに出かけるそうです。
 
内牧町の中心地は、病院、介護施設、コンビニ、旅館、ホテル等商業施設のの多い
地域ですが、低地、窪地なので、浸水の被害が多く、ボートを出して、人を運んだり、応急措置をしたそうです。
◆阿蘇、菊池地方は、農産物の盛んな地方なのに、田んぼは、真っ白の水で
海の様に見えるそうです。観光、農家には、壊滅的打撃です。
ドクタヘリ、救急車がずっとまわっているそうです。
異口同音にこんな経験は初めてだと、言います。
山の手入れをしていないで、間伐材を放置していたりで、山が整備されて
なく、荒れ放題なので、土砂災害になって、降りかかってきたと
友人は、自然への関心の薄さ、大切にしない一面を語りました。
町の友人達はは「山の津波だよ」と言いました。
阿蘇では、山の蓄えた水が、暴れる事を「山潮が抜けた。」と言います。
家の前の小さな小川が普段、清掃されていないので、、詰まって、
大きな河川に流れずに、溢れて、浸水被害が拡大したという意見が
あります。
水位が防波堤より、高かったのか、それも一因です。
熊本市内も影響を受けて、浸水被害も出ています。
阿蘇の水は、熊本市内につながっています。
1日に半年分の豪雨が降ったと報道にありますが、
◆こんな異常気象がどうして、各地で続くのか、天候と
人間の心との間に何かが、あるのでしょうか。
亡くなられた方々のご冥福と、被害に遭われた皆様へのお見舞いと
救助に当たられておられる皆様へのご健康と感謝を申します。>>


その松岡さんの仲介でお知り合いになった永冶ベックマン啓子の
◆<<息子をドイツの徴兵に送って (2)          
永冶(ナガヤ)ベックマン啓子

息子茂ベンジャミンは、2007年1月に18歳となり
6月下旬 ミュンヘンのインターナショナル 
スクールMISの高等部を卒業して、直ぐ7月から、
適性検査2の成績で、 義務兵役をスタートした。
(適性検査のベストは1であるが、4、5は免除され、
2が兵役を薦められ、3はケースバイケースとなるようだ)。
彼の適性は衛生関係と出たが、本人は気に入らず、
◆「自分を管理する事をまず勉強しなさい」、と何回も父親か
言われていたこの言葉がおおきく影響し、自ら兵役を志願した。

◆「これから3ヶ月間、体力の限界まで鍛えるから、その覚悟をして
置くように!」との上官の言葉で、
全員緊張してバードライヘンハルの兵舎でオリエンテーション
を受けて、より良い国民に成れる為に、
若い兵士の為の厳しいと言われる3ヶ月間の基礎訓練教育が
7月からはじまった。

初日、かなり長髪だった髪の毛を5mmに切り、
(3mm以下だとネオナチスのメンバーと疑いがかかるので、
禁止されているそうだ。)グレーの制服、迷彩色の制服、Tシャ
帽子、靴、下着、トレーナー上下、寝巻き、リュックザック、
タオル、ナイフ、小銃、そこでの生活に必要なものは全て分配
され与えられた。一部屋5名で階段ベッドが3つ入った古い兵舎
での共同生活である。

◆朝 起床時間は、4時45分、就寝は22;30分
(寝るのが遅くなっても起床時間には例外なし)、その間1日の
時間割があり、リーダーの誘導に従い全てかけあしで
規律正しく素早く行動し、上下関係を大切にし、規則を守り、
秩序正しい言動や態度が要求される。 
挨拶、報告、確認 の仕方を練習する。
夕刻は、自由時間があるというが、ラジオは許可されている
そうだが、テレビは禁止となっている。

◆銃磨きと、靴磨きは毎日で、完璧なベッドメーキング、
Tシャツやタオルのたたみ方をおそわり、整理整頓を徹低的に
しなくてはならないという、
部屋の掃除、窓ガラスはピカピカに磨き、換気も毎日行い
毎日コントロールがあるので、誰もボーとしているわけには
いかない。やり方が不完全だと、いくら個人主義の国とはいえ、
この時ばかりは共同責任で、全員1時間居残りでやり直しもあるという。
ベッドの横には、個人のロッカーがあり、その中の整理整頓が
大切な訓練の1つとなっている。廊下に、完璧に整理整頓された
見本のロッカーが置かれ、このようにしなさいと言われ、
ロッカーの中も毎日コントロールがあると言う。
Tシャツは、A4の大きさにピタリとたたみ、しかも前に折りたたみ
の皺が出来ないようにして、一髪乱れぬように積んでおく。

◆掃除、清潔好きで、整理整頓が上手いのは、ドイツ人が文化の
バロメーターとしているところである。
(ドイツの会社、工場、事務所、役所や家庭訪問をしても
見事な整理整頓と掃除が行き届き、清潔度が感じられる )
特に戦争時においては、秩序、規則、整理整頓が守られて
いなければ、命に関係してくる事になるという重要性があるのだろう。

しかし、どうして、今もここまで整理整頓や秩序、清潔、規律
とドイツ人は何かに憑かれたように言うのだろうかと、
家族で話したことがある。
ゲルマン民族のその昔からの特性か、あるいは過去の汚れを
取り消したいと、掃除をせざるを得ない、深層心理が働くのだろうか、
あるいはドイツの美学なのかとも考えた。

書類や、身の回りの品物の整理整頓が出来ていれば、つまり秩序が
守られていれば、イザ と言う時には、自分の物が全て管理出来て
いるから、探す必要もなく 必要なものがサッと用意できる。
無駄もストレスもそこにはない。
頭の中も整理でき、何よりも自分を助け、自分の人生を楽にする事
に繋がる。

◆整理整頓は、大きな自己管理能力の1つとなり、どんな仕事で
基礎はまずここから始まる。過去に、盲目的に、また無責任に
ヒットラーやナチス幹部、または神を信じて行動した結果、
大きな裏切りを体験し、自由と自己責任の大切さを痛烈に
敗戦後の総括の中で自覚し、ドイツ国民に人権でもある
抗命権を与え深く理論と実践とで学ぶ機会を与えたのだと思う。

◆自分の大切な人生を、貴方任せにしないで、自分で自己管理を
しなさいという事だ。
それが民主主義の原点の1つの大切な条件と考えるわけだ。
 ミュンヘンの市民は、50%は1人住まいであるという
データーがある。
離婚率も50%、男性の1人住まいも多いが、兵役を体験した
ドイツ男性では、男やもめに蛆がわいたり、カビやきのこが
生えたりする事はないようだ。                       
女性もほぼ全員職業教育を受け、経済力があり自立している。       
( つづく )
◆衛藤晟一議員のテレビ出演のお知らせ<<前略 日頃より「えとう せいいち」をご支援いただきまして誠にありがとうございます。

次の日程でテレビ出演が決まりましたので関係者にご連絡を頂きますようにお願い申し上げます。

社会保障と税の一体改革に関する
特別委員会で質問します         平成24年 7月18日(水)
NHKで中継されます
議員の時間は 15:06〜15:55です
参議院議員 衛藤晟一国会事務所
電話 03−6550−1216>>

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_21世紀を迎えた今世界は混沌としています。日本もその渦て
政治経済ともに、国際的視点に立脚し欧州からの情報収集が不可欠に
なってきています。欧州の国際情勢を日記風にまとめドイツ滞在歴
40余年の経験を生かし、現地よりレポートします。
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・ 上記につきクライン孝子名抜きのメルマガの転載・発言は固く
 お断りいたします。
(なお「クライン孝子」および「クライン孝子の日記」
と明記されていれば、転載・発言は大いに結構! 歓迎いたします)
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メルマガ発行者: クライン孝子 (フランクフルト在住 )
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