■◎奥山篤信氏より 「一体どういう教育をしてるのか?」

■◎奥山篤信氏より 「一体どういう教育をしてるのか?」

<<関西のカトリック系名門O学院を卒業後東京の名門
S女子大にエスカレーター進学した二年生の女子学生が、
僻地で英語を教えるという崇高な目的を持ち単身で
ルーマニア・ブカレストに到着するやいなや、地元のジプシー運転手
に騙されレイプされ殺害された。
誠にお気の毒な結果であり同胞日本人としてお悔みを申しあげることは
言うまでもない。

戦後日本の教育が日教組に支配され、教育現場は混乱、その後遺症は
能力低下から<苛め殺人・自殺>などありとあらゆる角度から
滅茶苦茶な形で崩壊させてしまった。そんな諸悪の根源の日教組支配
のない学校としてキリスト教ミッションスクールの役割は
大きなものがあった。
実際僕もミッションスクールを受けてきた人々と、日教組洗脳教育を
受けてきた人々とを、比べた場合、
まさに模範たる緒方貞子、曽野綾子、山谷えり子各氏などS女子大卒
の素晴らしい国士の例を見ても、その存在価値を高く評価して
きたものである。

いまや日本のキリスト教界はプロテスタントであれ
カトリックであれ、サヨク化が進んでいる。
人権平和・生命至上主義を念仏のように唱え、
かつ天皇制反対・靖国神社参拝反対・原子力反対などを叫びつつ、
まさに日本解体を目指すコミンテルン勢力や反日勢力に呼応するような
政治性を帯びてきているのが実態である。

こんな中で僕が推察するのは最近のミッションスクールでは
グローバリズムや地球市民など綺麗ごとだけを唱え、
あたかもキリスト教の神の国が現存するかのように、
とことん人間の性善説に立った教育をしているのではないだろうか?
イエス・キリストの山上の教えなど、それは人間が性悪である
からこそ、その是正として戒めとして謳っていることが判っているのか?
まさに偽善と欺瞞である現実と神の国を混同した教育ではないのか?
人間は生まれて以来、エゴイズムの権化であり、徹底的性悪を前提
としてキリスト教は存在するのである。プロテスタントの系譜は
この前提がしっかりしているように見えるが、
どうもローマはむしろ性善説に近い形をとりだしている。

戦前の日本の教育は<人を見たら泥棒と思え>が前提にあったし、
その教育こそがまず自分の身を守る、そのための抑止力をどうする
のかと常に幼いころから叩き込まれて来たのである。
それは世界の常識である。それを<人間は素晴らしい!
人を信頼しなければならない!赦して赦して赦すことこそ大切だ!
世界の貧困や教育レベルの手助けのためにボランティアーに!
地球市民だ!>などと綺麗ごとに少女の夢を以て無防備で出かける
のである。
要するにイエスの教えと現実を混同してはならないのである。

憲法序文の最悪の文章<日本国民は、・・・・
平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、
われらの安全と生存を保持しようと決意した。
>日本の外交の無防備・能天気・念仏平和・無作為の諸悪の
根源はこの条文にある。いまの領土問題は、
日本の政府がまさにこれまで何もしなかったことに原因がある。

なるほど海外途上国でのボランティアは崇高な行為である。
世界の若者がエゴを離れてその道を理想を以て走っている
現実を否定はしない。しかし自らの安全を自らで守る備えと
心がけそれに覚悟のない無謀な行為は、日本人特有のまさに
<平和を愛する世界の人々の公正と信義に信頼して>という
大甘でしかないのだ。世界のどこを探してもこんな大甘は
存在しないだろう。

ついでに言葉狩のあまり、最近はジプシーなる言葉が禁句らしい。
ロマ族という言葉を使わねばならないそうだ。
このロマ族は実際犯罪集団であり徒党を組んで欧州で被害を
もたらしており、サルコジが世界の非難をかわし、排除したのは
記憶のある通り。もしルーマニアがジプシーの産地であると、
彼女自体が理解していれば、対処の仕方も違ったかもしれない。
まさに偽善と欺瞞の言葉狩がもたらす悲劇である。>>
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_21世紀を迎えた今世界は混沌としています。日本もその渦て
政治経済ともに、国際的視点に立脚し欧州からの情報収集が不可欠に
なってきています。欧州の国際情勢を日記風にまとめドイツ滞在歴
40余年の経験を生かし、現地よりレポートします。
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