■【言いたい放談】オバマ再選、欧州の反応, +投稿に対する反論も含めて

■【言いたい放談】オバマ再選、欧州の反応, +反論投稿
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◆【言いたい放談】オバマ再選、欧州の反応
http://www.youtube.com/watch?v=qw8HInYGBs0&list=UU_39VhpzPZyOVrXUeWv04Zg&index=6&feature=plcp
◆ドイツもそうですが、日本も第二次世界大戦では敗戦主犯国として世界中から
◆そういう中で、生き残っていくには、彼らの方針に従い、いうがまま、動くしかない。
◆とりわけ、ドイツにとってアメリカは味方として動いてもらうために
◆日本は、いつのころからか共和党政府こそ日本にとって有利などという神話が定着、
◆そうではなくて、日本はアメリカには、たとえ民主党であろうと共和党であろうと、
◆今回のアメリカにおける日本の政治の関わり方もそうで、
◆今回の米大統領選挙もどちらが勝つにせよ、ドイツ政府の方針は一貫していた。
◆ロムニーの息子が選挙の2日前にプーチンに会った話は確か
◆「勝利」演説のみを用意してボストンで待機していたロムニー
◆少なくとも、ドイツですと、アメリカの選挙は民主党にしろ共和党にしろ
◆視聴者の投稿の一つに「オバマ最低、選挙も出たらめ」とありましたが、
◆世界第一強国アメリカの民主主義にケチをつけるとは何事か!
◆さらに個人的にロムニー知事をご存知の熱心な支持者など
◆「私はロムニーのキャンペーンをずっとしてきました。」
◆筆者注:私は先生などと呼ばれるえらい人間ではありません。
◆オバマ政権内部は、毛沢東崇拝者がいるのも、知らないの? 
◆その一方でこのような以下のようなご意見も
◆所得格差が増大し続ける強欲資本主義。それを更に強化させたいロムニー。 
◆それは右も左も無い。 血が通っている人間なら保険改革を唱えて当然。 
◆ロムニーが政権を取れば日本からの収奪はより拍車がかかったろう。 
◆「ドイツの医療と医療制度」なる以下のブログを見つけました
◆日本は明治の初めにドイツから医学を学び、戦後はアメリカなどから
◆アメリカの医療制度は先進国の中ではもっとも遅れている方です。
◆アメリカが営利会社組織で行なっているHMOという医療システムがありますが、
◆ちなみに、医療を保険制度で行なっている国は
◆日本はドイツの制度を参考にしています。
◆(付記:オバマ米大統領、「財政の崖」対応で富裕層の増税求める立場崩さず
◆自民・安倍総裁「同盟国として喜び」

◆日本を主語として新電子雑誌「言志」
http://www.genshi-net.com/
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曽野綾子+クライン孝子共著「いまを生きる覚悟」
http://shop.chichi.co.jp/item_detail.command?item_cd=958
◆大計なき国家・日本の末路 日本とドイツ、それぞれの戦後を分けたもの
盟友奥中正之氏書評付き
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◆【言いたい放談】オバマ再選、欧州の反応
http://www.youtube.com/watch?v=qw8HInYGBs0&list=UU_39VhpzPZyOVrXUeWv04Zg&index=6&feature=plcp
<<アメリカのオバマ大統領再選のニュースについて、欧州と日本それぞれの反応や、
中国の仕掛けるEU分断工作などについて話し合っていきます。>>

◆ドイツもそうですが、日本も第二次世界大戦では敗戦主犯国として世界中から
非難の矢が四方八方から飛んできました。
その矢を跳ね返すパワーは、両国ともに、とりあえず、戦勝主要国に土下座して
謝罪しつつ、勤勉をモットーに汗水ながしつつ、ひたすら復興への道を歩み続けること
にありました。
「勝てば官軍、負ければ賊軍」
という名言がありますように、負けた国には勝利した国に対して、ほんの一部の権利も
与えられない、戦勝国の言うがままその命令に従う、従って主張もタブーです。

◆そういう中で、何とか生き残っていくには、彼らの方針に従って、いうがまま、動くしかない。

ドイツの場合は、米ソのハザマにあって、東西ドイツに分断されて、1990年10月3日
まで、西は米港をはじめ英国フランス3国の一方東はソ連の管理下にあって、その間をかいくぐって
ようやく戦後45年後、統一を達成しました。

その間のこれらの戦勝国との敗戦国としての戦いは、1961年8月13日に東西ベルリンに築かれた
「ベルリンの壁」がその象徴だったと思います。
戦勝国米英仏、とソ連に限らず、ドイツを取り巻く周辺諸国ですら、ドイツを警戒し、
東西ドイツ統一「ノー」であるなか、そのスキをかいくぐって、
信用を回復するということがいかに困難だったか。
◆とりわけ、ドイツにとってアメリカは味方として動いてもらうために、最大のエネルギーを使って、
アメリカの怒りに触れまいと、懸命におべっかを使ったことは事実です。
(時にはいい知恵をアメリカに提供し感謝してもらうなども含め)
とにかく共和党であれ民主党であれ、アメリカの政権がどうのこうのという前にどちらにもいい顔をして、
生き抜いていくというのです。

◆それに比べて日本は、いつのころからか共和党政府こそ日本にとって有利などという神話が定着し、
今回などオバマ政府になったことで、落胆しているし、オバマでは中国に取り込まれ
日本が宙に浮くと心配している。。
これこそ、私は間違いだと思っていますし、アメリカもだから日本は単純で、扱いやすいと、
軽視しタカを括っているのが見受けられます。。
◆そうではなくて、日本はアメリカには、たとえ民主党であろうと共和党であろうと、
基本的には仲良くするという姿勢を貫くことで、アメリカを安心させること、
同時に、日本も、徐々にアメリカに主張すべきことは遠慮なく主張していく。
そうすればアメリカも日本を軽く見ないで、日本の言い分に耳を傾けるはずです。

第一、1989年「ベルリンの壁」が崩壊し、1991年、ソ連が崩壊した時点で米ソ対立は
たとえ表向きであっても終焉したことになっています。
宇宙開発において、米露が一体になって協力関係にあるのがその何よりもの証拠です。
そういう中で、日本だけは未だ、冷戦以前の国際センスで、国際政治に対峙し携わろうとしている。

◆今回のアメリカにおける日本の政治の関わり方もそうで、
オバマは共産主義の回し者で、これに
加担するものは誰であれ、危険人物であるから「ノー」と決め付ける。
そうではないのです。
というよりそういう時代はすでに1991年の段階で終わっていること
なのになぜそのことに日本人は、(アメリカに滞在している一部の日本人も含めて)
気が付かないのでしょう。

◆今回の米大統領選挙でもそうで、どちらが勝つにせよ、ドイツ政府の方針は一貫しています。
アメリカとは仲良くしていく。
それが基本線にあり、マスメデイアもそういう方向でアメリカの選挙を
報道していました。
(というより今回の大統領選挙では、多くは故意に無関心を装っている風に見せかけていました。)

ただ、ホンネはおおくの保守を含めてオバマ支持であったことは確かです。
報道が選挙間際になって、その方向に動いていたのが、その何よりもの証拠です。。
◆ロムニーの息子が選挙の2日前にプーチンに会った話は、確か、
(残念ながら名前をメモするのを忘れた。
申し訳ありません。ロシアの元報道官だったと思います)ドイツにおける信頼あるTV討論番組で、
そのことを語っていました。
この情報は今回一連の欧州近辺でのロムニー派=オバマ派の動きを見ていた私は、
なるほどと納得がいったものです。
単なる噂話を思いつきで、「いいたい放談」で話したわけでありません。

そうそう、こちらの報道ですと、ロムニー派は最後の最後まで「勝利」を信じていて、
◆「勝利」演説のみを用意してボストンで待機していたとありました。
となると答えは明確です。
この敗北は本人のみならず、共和党支持者にとっては
「神に誓っても」信じられないことだったのではないでしょうか。
その怒りをオバマ当選支持者に向かってぶつける。もしくはそういう発言をした者を
卑怯呼ばわりをしてたたくのは判らないでもありません

日本ではアメリカの大統領選挙をどのように見ているか、またどのように報道しているのか
その辺はちょっと判りにくいのですが、
◆少なくとも、ドイツあたりですと、アメリカの選挙は民主党にしろ共和党にしろ
莫大なカネが動いており、こうした選挙を容認しているアメリカを民主主義国とはいえない
と見ているのは事実です。
◆視聴者の投稿の一つに
<<オバマ最低、選挙も出たらめ。皆、アメリカは嘆いてます。
税金吊り上げ、テレビ局を買い込み、
その為にロムニー州知事のあること無いこといい散らかし;。
又またクラインさんも噂だけ。真実の情報を得てください>>
とありましたがこれはロムニー派の選挙運動でも似たり寄ったりと聞きましたが、
いかがでしょう!

ところがアメリカはそれに対して、当然のことと思っている。その真意を忖度しますと
◆世界第一強国アメリカの民主主義にケチをつけるとは何事か! 恐れ多いとおもわないのか!と・・・

だからこそ、「いいたい放題」視聴者の投稿のなかに

<<A)クライン孝子さん、貴女の意見は、正しくないですよ。
情報が、まったく、ずれて、だめだ。

あと、オバマの国民皆健康保険は、日本の保険とちょっと、
ちがうのよ。オバマ政権は、労働組合やら共産主義者が支持してるのよ。
&だから、民主党政権になると、日本の企業叩きがいつも起こっているでしょう?
◆オバマ政権内部は、毛沢東崇拝者がいるのも、知らないの? 
プーチンは、アメリカを倒せるから、大喜びだよ。もう、クラインさん、使うのだめ。

ロムニーさんは、オバマよりも先に、知事の時に、州で、国民皆保険をしていたのよ。
それも、知らないの? 
それに、オバマの国民皆保険は、2014にならないと、動かないんだよ。
今でもまだ、変ってないのに。わかってないわー。 中国から借金して、財政難の時に、
一挙に、国民皆保険したら、財政が周らなくなるし、まあ、ヨーロッパでは、
情報が偏っているって事だ。>>
とか

◆さらに個人的にロムニー知事をご存知の熱心な支持者など
<<B)クラインさん、無知ですね。
アメリカに住んでる私は、ロムニー州知事についての本も3冊英語で
読ませてもらって、家族をよく知ってますが、クライン先生、好い加減ですね。
本当にそちらで先生してるのですか?
(◆筆者注:私は先生などと呼ばれるえらい人間ではありません。
従って先生と呼ばれると必ず、「さん」といってほしいとお願いしております。
再三お願いして、まだ先生とおっしゃる方には仕方がないので諦めていますが、
水島社長もその一人です)
個人的にロムニー知事を知ってるので、聞いてて、腹が立ちました。
ロシアのプーチン、馬鹿なこと言わないで下さい。
それはオバマがプーチンと陰でやってたのは、
ニュースで聞いてますが、息子が行くわけないでしょ。嘘もほどほどに。
貴方の好い加減な情報は止めてください。
それを信じる青山さんも無知!
◆私はロムニーのキャンペーンをずっとしてきました。
2008年から、嘘っぱちはやめましょう。
アメリカンドリームと真の革新を信じてる有能な指導者のことを嘘八百で
嘘を言わないでくささい。アメリカの情報は青山先生アメリカに住んでる
人々に聞いてください。>>
という。

◆その一方でこのような以下のようなご意見もありました。
<<◆所得の格差が増大し続ける強欲資本主義。
それを更に強化させたいのがロムニー。 
トリクルダウン理論など三橋先生も言っていたが幻想にすぎない。 
医者に掛かれない、入院も出来ない者が大多数のアメリカは
健全な国とは言えない。

◆それは右も左も無い。 
血が通っている人間なら保険改革を唱えて当然。 
それを左と言ってはいけない。
クラインさんはそれを言っていると思う。 
私はアメリカに18年住んだが、強欲資本主義の為に日本からどんなに富が
収奪されていったか。
アメリカの中流以下がどんなに疲弊してきたか。 
◆ロムニーが政権を取れば日本からの収奪はより拍車がかかったろう。 
オバマの政権時期に日本が自国を強化することが最善のことだ。
日本は核武装をせよ!>>


というわけで、以下、ここでは
◆「ドイツの医療と医療制度」なる以下のブログを見つけましたのでご紹介いたします。
ご参考にしていただくとうれしいです。
http://www.hi-ho.ne.jp/okajimamic/m405.htm#a
<<日本とドイツの医療制度

日本の医療制度、つまり健康保険の制度や、これから導入しようとしている
介護保険は、いずれもどこかの国を真似ています。

どこの国でしょうか? それはドイツです。

◆日本は明治の初めにドイツから医学を学び、戦後はアメリカなどから医学を
学んでいますが、現在も厚生省はドイツの医療保険制度や介護保険制度を
参考にして政策を決定しています。
それは、ドイツでは大変成功しているからです。

しかし、不思議なことに、ドイツで成功している医療が実際にどうなっているか
については、私たちは何も知らないのです。
おそらく当の厚生省の役人も詳細は殆ど知らないと思います。

どうしてでしょうか?

ドイツで新しい試みが始まると、その情報は日本の役所に伝わるようです。

そして、役人は日本で真似できそうなことを、すぐに法律にして実施する
という器用さはありますが、手抜きの真似事で終る上、
役人は頻繁に部署を替えたりするためでしょうか、あちらの伝統を理解する
余裕がないようです。

このような大変大きな落とし穴がある、ということが私には分ってきたのです。

また最近は、
アメリカの医療制度に興味を示す人たちが現れました。
たしかにアメリカの医学研究と医学教育は世界一の定評がありますが、
◆医療制度は先進国の中ではもっとも遅れている方です。
お金のある人は良い医療をうけられますが、
経済的に弱い人たちは貧弱な医療しか受けられません。
保険のない人が4千万人もいます。

◆アメリカが営利会社組織で行なっているHMOという医療システムがありますが、
会社のトップは高額の収入を得ているのに、被保険者は大変窮屈な思いをしています。
会社と契約している医師にしか診てもらえない、病院も指定されてしまう、
治療も安くあげるように要求されるという具合です。
さすがに、その弊害に多くの人が気付き、改める動きが起ってきています。

そのようなシステムを日本が真似するのではないかと心配になっていたのですが、
その弊害が明らかになってきたので、そこまで進むことはないでしょう。

そうなってくると、日本の制度をもっと良くするには、
どの国を参考にしたらよいかということになります。
基本的にはヨーロッパで、ドイツが大変参考になると私は思います。
その一つの理由は、ドイツも日本も医療を公的な保険制度で行なっているからです。

◆ちなみに、医療を保険制度で行なっている国は、ヨーロッパの中央部の6カ国、
つまりドイツ、フランス、ベルギー、オランダ、オーストリア、スイスです。
これに対して、その周辺諸国、つまりイギリス、北欧、ラテン系の諸国では、
保険でなく租税で医療を確保しています。

しかし日本は、保険と税金を混ぜ合わせた形ですから、保険が足りなくなれば税金で出せ、
といった攻めぎあいが生じています。

ドイツでは: さきに述べたように、
◆日本はドイツの制度を参考にしています。
それではドイツも日本と同じ問題点を抱えているかというと、そうではありません。

そのことを、これから少し説明してみたいと思います。

最初に、医療保険に対するドイツ人の満足度を示した統計を示すことにします。
ー以下略ー >>

◆(付記:
オバマ米大統領、「財政の崖」対応で富裕層の増税求める立場崩さず
http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPTJE8A801R20121109?pageNumber=2&virtualBrandChannel=0 
◆自民・安倍総裁「同盟国として喜び」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121107/stt12110716410007-n1.htm
<<自民党の安倍晋三総裁は7日午後、米大統領選でオバマ大統領が
再選を確実にしたことについて「米国は日本にとって最も大切な同盟国だ。
同盟国として喜びを申し上げたい」と祝意を表した。
政権奪還後は最初の首脳会談としてオバマ氏と日米首脳会談を行いたい
意向を示した。>>)

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曽野綾子+クライン孝子共著「いまを生きる覚悟」
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_21世紀を迎えた今世界は混沌としています。日本もその渦て
政治経済ともに、国際的視点に立脚し欧州からの情報収集が不可欠に
なってきています。欧州の国際情勢を日記風にまとめドイツ滞在歴
40余年の経験を生かし、現地よりレポートします。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_

・ 上記につきクライン孝子名抜きのメルマガの転載・発言は固く
 お断りいたします。
(なお「クライン孝子」および「クライン孝子の日記」
と明記されていれば、転載・発言は大いに結構! 歓迎いたします)
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